お話しを伺ったのは、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん、マーケティング企業「リットモア」代表の市岡麻美さん、マーケティングアナリストの原田曜平さんです。
【仕事】依然として大企業強し。一方、IT系の挑戦的な姿も
Q. どんな職業の男性に惹かれますか?
安定企業…28%、IT系…22%、商社…11%、医者・弁護士…10%、公務員…6%、美容系…6%、飲食系…6%、芸能系…5%、その他…6%
景気の影響は色濃く、45%の人が安定企業や商社、公務員などの安定性を希望。しかし、全体ではIT系が2番手にランクイン。「IT系で働く男性の、果敢に挑戦する姿勢にぐっとくるという女性も。IT社長と芸能人の交際も話題ですよね。特に容姿が良く、経済力もある“ハイスペック女子”から人気。IT系の彼らは安定性は保証されていませんが、強気な姿勢に惹かれてしまうんです」(市岡さん)。「ハイスペック&六本木近辺に出没する“港区男子”と出会いたい女性もいて、SNSで交流することもあるよう。けれど、結婚を求める女性たちは、華やかさより堅実さを求める傾向にあります」(牛窪さん)
【趣味】男らしさが覗ける、アウトドアタイプが人気。
Q. どんな趣味の男性に惹かれますか?
キャンプなどアウトドア系…56%、近場にお出かけ系…22%、まったりインドア系…11%、どちらともいえない…11%
おうちでのまったりデートが理想という声が多かった昨年から一変。キャンプやフェスに繰り出すなど、アクティブな趣味を持つ男の人気が上昇中! 「サバイバル能力が問われるアウトドアは、いざというときに本当に頼れる相手かどうかを知れるいい機会。彼と一緒に過ごしてほっと安心できると感じられたら、恋のスイッチがオンに」(牛窪さん)。「昨今では、ギャップの質が変化しています。表面上は中性的でマイルドだけど、芯の部分で男らしさを感じるといったギャップが人気です。気になる彼をキャンプに誘って、内に秘めている男らしさと頼り甲斐を判断するのも手」(原田さん)
【SNS・交友関係】SNSはあまり使わないけど、実生活で男友達が多いと◎。
Q. どんな交友関係やSNSの使い方をする男性に惹かれますか?
「友達はそこそこの人数がいるけど、一人ひとりと深く親密な関係を築ける人がいい」(31歳・自営業)
「3日に一回くらいのペースで、たまにストーリーにアップするくらいがちょうどいい」(23歳・会社員)
「広く浅くではなく、学生時代からの仲間と、社会人になっても繋がっている方が好感が持てます」(30歳・自営業)
誰とでも簡単に繋がれる時代だからこそ、相手の交友関係が気になるという女子が多い。それをチェックできるのが、プライベートが垣間見えるSNS。「女性の気持ちを後押ししてくれるのが、気になる彼の友人からのクチコミ。同性の友達から評判がいいと、性格が保証されたも同然です。SNSを通して、彼の評判を確認してもいいかもしれません」(牛窪さん)。しかし、アカウントは所持していてほしいけれど、依存症は願い下げという声も。「交友関係は狭くてもOK。一人ひとりと深くつきあえるコミュニケーション能力が求められています。SNSに異性の友達ばかりがいる男性は要注意です」(市岡さん)
牛窪 恵さん(世代・トレンド評論家、「インフィニティ」代表取締役) テレビ番組のコメンテーターとしても活躍。「草食系男子」などの言葉を世に広めた立役者。著書に『恋愛しない若者たちコンビニ化する性とコスパ化する結婚』ほか。
原田曜平さん(マーケティングアナリスト) 大学生や20 代の社会人と一緒に、若者の消費行動を調査・分析。次なる流行をいち早く紹介する。著書は『平成トレンド史これから日本人は何を買うのか?』など多数。
市岡麻美さん(マーケティング企業「リットモア」代表) 20~30代の働く女性を中心にしたマーケティング業務、商品企画開発を専門に企業向けに行う。マーケターに向けた情報サイト「LITBOX」も運営する。
※『anan』2018年11月14日号より。イラスト・チヤキ 取材、文・野村紀沙枝
(by anan編集部)
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