おむすび界は自由度が加速中!? 手みやげにもおすすめの“おにぎり&おすし”7選

フード
2024.11.23

みんな大好き! おにぎり&おすし。どんな場にもフィットして安心感があるのがお米モノ。台湾発の変わり種も人気!

「お米の産地や品種を打ち出すおにぎり店だけでなく、具が注目を集めるお店が続々登場。おむすび界は自由度が加速中です」とは、米・食味鑑定士の柏木智帆さん。手土産にするなら?

「パーティにはお酒に合う具のものを、ペアリングしたい日本酒と一緒に。ランチにならお味噌汁やお茶に合う、シンプルにお米のうまみを味わえるものを選びます」

フードライターの藤森陽子さんは、「お酒の席には、巻き物や棒寿司もおすすめ」とアドバイス。

「締めのほか、小さく切ればアンティパストにもなります」

手頃なプチサイズで、大人数の集まりにも。

【おむすび権米衛】おむすびパーティーセット 2個入り¥1,980

通常より小さめのおむすびが、ずらりと12個。「白米と玄米それぞれ7~8種の具から選べて、あれもこれも楽しめる。店舗ごとにお米が違うので、推し店舗を探すのもいいですね」(柏木さん)

大崎ニューシティ店 東京都品川区大崎1‐6‐5 ニューシティ3F TEL:03・5496・1229 7:00~15:00 土・日曜休 ほか首都圏に約50店舗あり

7種類の具がギュッ。ひと口で台湾気分に。

【東京巷口飯トァン店】香腸飯トァン(シャンツァンファントァン)¥850
※「トァン」は「米偏」+「囗部」+「専」。

もち米のおにぎりの中身は腸詰めに肉でんぶ、煮卵、干し大根、カリッとした歯ごたえの油條(揚げパン)…。「現地の味を真摯に再現した、“台湾愛”に溢れる味わい。台湾LOVERにお持ちして、旅の思い出をワイワイ語りながら食べたいです」(藤森さん)

東京都新宿区百人町1‐23‐11 TEL:なし 11:00~19:00頃(売り切れ次第終了) 不定休

時期で変わるお米のおいしさを噛みしめて。

【おひつ膳 田んぼ】にぎりたて しゃけ¥290

その日に精米したお米で、注文を受けてから握るというおにぎりは、「ご飯と海苔、塩のバランスが絶妙で、出来たてはもちろん冷めてもおいしい。正統派で幅広い層に喜ばれそう」(柏木さん)

代々木本店 東京都渋谷区代々木1‐41‐9 TEL:03・3320・0727 8:00~20:00 無休 他に表参道店(日・祝日休)、三軒茶屋店(水曜休)あり

上品な見た目も手みやげにぴったり。

【有職】伏見 3ヶ折 ¥1,631

「しいたけやかに、鯛、白ごまなどを混ぜた酢飯を、ほんのり甘い薄焼き卵で包んだ小ぶりの茶巾寿司。おむすびのようにそのままぱくりと楽しめちゃいます」(柏木さん)

本店 東京都港区赤坂2‐2‐21 永田町法曹ビルB1 TEL:03・3560・7577 9:00~16:00(日・祝日~15:00) 年末年始休 他に伊勢丹新宿本店など都内に計5店舗あり

特別な場にも向く、格式ある料亭の味わい。

【紀尾井町 福田家】鯖太巻 ¥5,400

柔らかなしめさばに甘酢しょうがとしゃきっと香りのよい大葉、芽ねぎが寄り添う太巻き。「趣ある店舗で受け取る特別感も、おもてなしの気持ちにつながります。味わいも上品」(藤森さん)

東京都千代田区紀尾井町1‐13 TEL:03・3261・8577 11:30~22:00(テイクアウトは11:00~19:00、土曜~17:00、3営業日前までに予約を)

珍しい具も充実の、小さめおにぎり。

【お米とごはん 隅田屋】おむすび まぐろ角煮¥450 いなり¥320

東京・墨田区の老舗米店が手がける専門店のおにぎりは、「もっちりとしながらぱらりとほぐれ、米のうまみがじわりと広がります。お酒にも合い、まさにこれは“呑める”おにぎり。小ぶりなので女子飲み会にも」(藤森さん)。

麻布台ヒルズ店 東京都港区麻布台1‐2‐4 麻布台ヒルズ ガーデンプラザC B1 TEL:03・6426・5814 10:00~20:00 無休

竹皮の包みを開くだけでワクワク。

【呼じろう】おいなりさん 竹皮8コ入り¥1,430

油揚げは熊本名産の「南関揚げ」。「シャキシャキの弾力と歯ごたえがクセになるお揚げから、じゅわっと染み出る出汁がジューシー。しっかりとした酸味でドライな後味の日本酒と一緒に差し上げたいですね」(柏木さん)。酢飯は金ごま、胡桃と、季節の食材2種入りの計4種類。

東京都港区南麻布1‐3‐13 ディアコート麻布1F TEL:03・6809・6063 10:00~18:00 月曜休 電話予約が安心。

PROFILE プロフィール

柏木智帆

米・食味鑑定士、ごはんソムリエ。新聞社勤務後、米農家を経て、お米ライターとしてメディアなどでお米の魅力を発信。福島県の米農家と結婚して公私ともにお米づくし。各地のお米コンテストの審査員も行う。

PROFILE プロフィール

藤森陽子

ライター。『BRUTUS』『Casa BRUTUS』などで、取材・執筆を多数手がける。コーヒーとお茶、お酒への偏愛が高じて、『Hanako』のWebサイトで「液体の悦樂」なる飲み物にまつわる連載をスタート。

写真・内山めぐみ(商品) 杉山晃造(柏木さん) 取材、文・新田萱子

anan 2423号(2024年11月20日発売)より

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