味や香りの良さに加え、体が喜ぶ特徴もたくさん。
おうち時間を過ごす機会が増え、ひとりで家飲みするスタイルが定着したという人も少なくないのでは? ただ、そんな生活が続くと「メニューがマンネリ化してしまう」「栄養が偏りがち」などといった新たな悩みも出てくるもの。そこでおすすめしたいのが、ハーブや薬味を使ったおつまみレシピ。
「ハーブや薬味のいちばんの魅力は独特な“香り”にあります。香りは料理の味を決める大事な要素の一つ。特別な手間をかけなくても、普段の料理に取り入れるだけで味わいに奥行きが生まれるうえ、レシピのバリエーションも増やすことができます」(料理家、ハーブ料理研究家・若井めぐみさん)
ハーブや薬味を使った料理となると、なんとなくハードルが高そうなイメージもあるけれど…。
「どんな食材にも合わせやすいので、意外とシンプルで簡単です。さらに、ハーブや薬味には胃腸の働きを調整したり、抗酸化作用を発揮するなど、それぞれに体が喜ぶ特徴があります。疲れている時などは、自分の心身の状態に合わせて選んでもいいでしょう。ハーブと薬味の香りの効果で、もちろんお酒との相性もバツグンです」
では、大葉を使ったレシピを一つ、ご紹介します!
豚肉とキャベツ、アスパラのさっと蒸し大葉のサルサヴェルデ
大葉の味わいがフレッシュな緑のソース“サルサヴェルデ”は、肉とも魚とも好相性。
材料/2 人分
豚バラ肉(厚切りスライス)…200g
キャベツ…1/8個
グリーンアスパラガス…1束(5~6本)
白ワイン…大さじ2
塩…小さじ1/3
【サルサヴェルデ】
大葉…5枚
ケッパー…小さじ1
アンチョビフィレ…1枚
【A】
白ワインビネガー…小さじ1/2
塩…ひとつまみ
こしょう…少々
オリーブオイル…大さじ2
作り方
- サルサヴェルデを作る。大葉、ケッパー、アンチョビはみじん切りにしてボウルに入れ、Aを加えて混ぜる。
- 豚バラ肉は5~6cm幅に切る。キャベツは一口大にちぎる。グリーンアスパラガスは硬い部分を切り落とし、下のほうの皮をピーラーで剥く。
- フライパンを中火にかけ、油を引かずに豚バラ肉を入れ、両面に焼き色がつくまで焼く。
- キャベツ、グリーンアスパラガスを加えて全体に塩をふり、白ワインを回しかけ、弱火にし蓋をして4~5分蒸す。
- 器に盛り付け、サルサヴェルデを添える。
若井めぐみさん 料理家、ハーブ料理研究家。ハーブをテーマにした料理教室「ヴェールエクラタン」主宰。著書に『ハーブと薬味のごちそうレシピ』(三空出版)。
※『anan』2021年4月14日号より。写真・市原慶子 スタイリスト・荻野玲子 監修(ハーブと薬味の解説)・河村玲子(管理栄養士、パーソナルトレーナー) 取材、文・瀬尾麻美 撮影協力・UTUWA
(by anan編集部)