ショートパンツ
美脚ラインを演出するボックスシルエットに注目。
今季トレンドのショートパンツは、ぴったりタイトに着こなすのではなく、ゆとりあるスタイルではくのが気分。
「ボックスシルエットのショートパンツなら、太ももの気になる部分を隠しつつ、下半身が細見えするのでおすすめです。それから、ハイウエスト&ウエストマークも外せないポイント。腰の位置が高くなるので、どんな体型の人でも瞬時に脚長に!」(スタイリスト・木津明子さん)
かっちりとしたジャケットとのセットアップでマニッシュな雰囲気ながら、リラックス感ある麻混素材で程よくラフに着こなせる。ショートパンツ¥14,300 ジャケット¥26,400(共にマクト×ジャーナル スタンダード/ジャーナル スタンダード 自由が丘店 TEL:03・5731・0128) シャツ¥37,400(マディソンブルー/エストネーション TEL:0120・503・971) マルチカラーパールネックレス¥17,600 ネックレス¥79,200(共にプティローブノアー TEL:03・6662・5436) ブーツ¥172,700(セルジオ ロッシ/セルジオ ロッシ カスタマーサービス TEL:0570・016600)
スラックス
センタープレスで大人スマートな印象に。
オンもオフも品よく着こなせるスラックスは、ワードローブにぜひプラスしたいアイテム。美脚を叶えるポイントは、“シルエット”と“丈感”と木津さん。
「やや裾の広がったセミフレアシルエットで、足首が少しだけ見えるクロップド丈を選ぶのがポイントです。センタープレスがあるものだと、縦のラインが強調されてさらに美脚に。Tシャツを合わせるだけでもおしゃれに着こなせるはず」
発色のいいグリーンが気分を上げてくれる一着。脚が長く見えるハイウエストデザインだから、トップスをインしてはいても◎。パンツ¥46,200 カレッジTシャツ¥18,700※共に9月入荷 中に着たブラウス¥34,100※8月入荷(以上OSHIMAREI/MACHU PICHU SHOP TEL:03・5459・3713) イヤリング¥30,800(プティローブノアー) シューズ¥40,700(エストネーション)
ワイドパンツ
リラックス感もありつつちゃっかり細見え。
ラクなはき心地で人気のワイドパンツは、さりげないディテールに注目を。
「サイドにスリットが入っているものだと、歩くたびに素肌が見えて美脚&色っぽい印象に。ボトムスにたっぷりボリュームがあるぶん、トップスはコンパクトにまとめるのがポイントです。個人的には、無地のパンツよりも華やかな柄物が気分。ご機嫌なアイテムをまとってテンションを上げてほしいです」(木津さん)
やわらかいコットン地に施した藍染めのタイダイ柄が印象的。環境や人に配慮したものづくりを実践するサステナブルなブランドから。パンツ¥25,300 トップス¥16,500(共にEQUALAND T&I/EQUALAND SHIBUYA TEL:03・6805・0903) イヤリング¥30,800(プティローブノアー) シューズ¥106,700(セルジオ ロッシ/セルジオ ロッシ カスタマーサービス)
デニムパンツ
カラダも気持ちも引き締まるセミフレア。
ストレートにスキニー、ワイドなど…。定番アイテムとはいえ、シーズンによって流行のシルエットが変わるデニム。
「今季の狙い目は、断然セミフレアです。裾にかけてゆるやかに広がっているぶん、ひざ下が長く見えるのが特徴。お腹まわりが気になる人も、ハイウエストにキュッと押し込んでしまえばOK。デニムだからといってカジュアルに寄せすぎず、ハンサムにはきこなすのがおすすめ!」(木津さん)
美シルエットや上質な素材感など、タイムレスな魅力を兼ね備えたデニム。程よくストレッチが利いていて、はき心地も快適。デニムパンツ¥29,700(ジャネリカ/エストネーション) ブラウス¥82,500(エストネーション) イヤリング¥6,600(プティローブノアー) シューズ¥104,500(セルジオ ロッシ/セルジオ ロッシ カスタマーサービス) ソックスはスタイリスト私物
この夏は“脚見せ”が気分! トレンドを知る二人の注目ボトムスは。
木津:今日の由衣ちゃん、どれも本当に素敵でした! 個人的に、どのスタイリングがいちばん好みだった?
佐久間:もちろん全部可愛かったですけど、自分の日常に取り入れたいなと思ったのは、最初に着たセットアップのスタイルかな。マニッシュな感じもあって、すごく気に入りました!
木津:ひざ丈のショートパンツが今年はトレンドなの。由衣ちゃんに着てもらったみたいな、ゆったりしたオーバーサイズのものが特に人気だよ。
佐久間:美脚に見えるボトムスの鉄則ってありますか?
木津:脚を長くキレイに見せたかったら、とにかくハイウエストを選ぶのがおすすめ。腰の位置がグンと高くなるから、遠くから見ても印象が全然変わると思う。特に最近はフラットシューズを履く人が圧倒的に多いから、ヒールに頼らずに美脚に見せるなら断然、ハイウエストのボトムスをはくべきね。
佐久間:ハイウエストといえば、ローファーと合わせた黒のデニムパンツもサイズ感が絶妙で「欲しい!」と思っちゃいました。
木津:かなり万能だよね。由衣ちゃんはスタイルがいいからもちろん大丈夫だけど、“どんな人がはいても上手くいっちゃうパンツ”というか(笑)。
佐久間:デニムってサイズ選びが難しいから、いつも苦労するんです。基本的にデニムにはベルトをしたくないので、ジャストサイズを探すようにしていて。
木津:確かに、脚が長いとウエストと丈のバランスが難しいよね。逆に背が低いとシルエットを生かしきれなかったり。でも最近はデニムも種類がいろいろ増えているから、昔よりは選びやすくなっていると思う。とにかく試着あるのみ!
佐久間:ですね~。
木津:ちなみに、この夏はどんなボトムスに注目してる?
佐久間:やっぱり、ショート丈かな。今までは“露出は控えめにする”というのがマイルールだったんですけど、最近ちょっと気分が変わってきて。
木津:露出したほうが、引き締めるようにセルフケアもがんばれるしね。
佐久間:そうなんです! 隠しているとついケアも怠けてしまうけれど、ショートパンツをはくとなったら“見せる意識”が生まれるというか。
木津:だって次のドラマも、ね?
佐久間:宣伝ありがとうございます(笑)。『彼女はキレイだった』という作品に7月から出させていただくんですけど、そのドラマで演じる役のトレードマークがミニスカートで、常に脚を出しているんです。監督からは「脚のケアはがんばってほしい」って最初にリクエストされました。
木津:今も鍛えているの?
佐久間:スクワットを毎日40回やっています。1週間くらいで効果を感じ始めて、脚はもちろんなんですけど、お腹にも筋が入るようになりました。
木津:確かに、今日は立ち姿が特にキレイだと思ったの! だから例えば、「今年はこのショートパンツがはきたいから、脚のケアをがんばろう」って目標を立てるのもアリだよね。洋服に合わせてカラダってどんどん変わっていくものだから。
佐久間:今年はあえて脚見せにチャレンジしていこう、ということで!
さくま・ゆい 1995年3月10日生まれ。神奈川県出身。俳優。出演ドラマ『彼女はキレイだった』(フジテレビ系)が7月6日より放送スタート。主演映画『君は永遠にそいつらより若い』が9月17日に公開予定。
きづ・あきこ スタイリスト野崎美穂氏に師事後、独立。本誌をはじめ、モデルや女優など、多くの著名人のスタイリングを手掛ける。最近はブランドとのコラボレーションでも話題に。
※『anan』2021年7月7日号より。写真・岡田 潤(BE NATURAL) スタイリスト・木津明子 ヘア&メイク・村上 綾 取材、文・瀬尾麻美
(by anan編集部)