西島秀俊が車いすテニス・上地結衣に親近感を覚えたワケは?

エンタメ
2019.10.01
東京パラリンピックが開催される2020年まで5年間にわたり、世界最高峰のパラアスリートたちに迫る、WOWOWのドキュメンタリーシリーズ『WHO I AM』。その番組ナビゲーター&ナレーターを務めているのが俳優の西島秀俊さん。

パラリンピックをより身近に感じられるドキュメンタリー。

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毎回8組のパラアスリートに密着してきた『WHO I AM』もシーズン4に突入。今シーズンで素顔を披露してくれたひとりが、車いすテニス日本女子エースの上地結衣選手。この度、ふたりのスペシャル対談が実現!

西島:僕はシーズン1から番組に携わっていますが、パラアスリートに対する印象がだいぶ変わりました。もちろん選手たちの逞しさや、競技のおもしろさにも触れていますが、それ以上にこの番組では、パラアスリートたちの等身大の姿にフォーカスしています。自炊などの生活風景や、家族やパートナーと過ごしている時間など、リアルな日常の姿を垣間見て共感することが多く、今まで以上に選手たちを身近に感じられるようになりました。

上地:ありがとうございます。最初はカメラの前だから、できるだけよそ行きの顔をしていましたが、長い期間密着していただき、番組のスタッフさんたちとも打ち解けて、だいぶ日常をさらけ出していますね。

西島:そうそう、お母さんに対する、上地さんのつっけんどんな姿を見て、勝手に親近感を抱きました。

上地:あれも素の自分です。今までは障がいを抱えていることに焦点を当てた取材が多かったのですが、今回は、一人の人間としてスポーツや日常を楽しんでいる姿をたくさん見せることができたと思います。

西島:上地さんを含め、どの選手も、誰よりも人生を楽しもうとしているから、自然とあふれ出てくる言葉のひとつひとつに、僕自身、毎回勇気づけられています。そしていよいよ東京パラリンピックまで1年を切りましたが、今の心境は?

上地:パラリンピックで金メダルをとることをずっと目標にしてきましたが、試合に勝てなかったり、取り組んでいることがうまくいかなかったりしたときに消極的な気持ちになることは幾度とありました。でも、このタイミングでこれまでを振り返るきっかけを番組が与えてくれたことで、自分を見つめ直すことができ、あと1年しっかり準備して挑もうと、改めて思うことができました。

西島:応援しています。この番組を通して、東京パラリンピックに出場するパラアスリートたちの素顔を知ることができ、僕もパラリンピックを心から楽しめると思います。

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パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ『WHO I AM シーズン4』毎週土曜日10:00~、WOWOWにて放送中! 「車いすテニス 日本女子のエース:上地結衣」はWOWOWメンバーズオンデマンドで配信中。詳しくは、[WOWOW WHO I AM]で検索。

にしじま・ひでとし 1971年3月29日生まれ。東京都出身。西田敏行とダブル主演する映画『任侠学園』が9月27日より全国ロードショー。ドラマ『きのう何食べた?』のBlu-ray&DVD BOXが絶賛発売中。

かみじ・ゆい 1994年4月24日生まれ。兵庫県出身。11歳で車いすテニスを始め、4大大会や数多くの大会を制覇。世界ランキング1位も経験。2016年のリオパラリンピックでは、シングルスで銅メダルを獲得。

※『anan』2019年10月2日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・TAKAFUMI KAWASAKI(MILD/西島さん) 藤澤まさみ(上地さん) ヘア&メイク・亀田 雅(The VOICE/西島さん) 高橋 貢(上地さん) 取材、文・鈴木恵美

(by anan編集部)

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