文/並木まき
NG習慣1:ダンボールを素手で開封する
宅配便が届いた際に、ダンボールの開封や片付けを素手でおこなってしまうと、肌の脂や水分が奪われやすく、乾燥を招きがちです。「少しだし、このくらいなら大丈夫なはず」と作業をしているうちに、ダンボールそのものの摩擦だけでなく、貼られていたテープに触れることで皮脂を奪われすぎてしまい、カサカサな状態になりやすいでしょう。
ダンボール類を開封するときには軍手を使うのがベター。ハンドケア用の手袋をつけて作業をするのもおすすめです。作業後にハンドケアをするよりも、作業中に素手でダンボールやテープに直接触れないようにするほうが手荒れを防ぎやすくなるので、面倒でも毎回きちんと手袋を使うようにしてみてください。
NG習慣2:洗濯物を畳んだあとにハンドケアをしない
洗濯物を畳んだあと、手のカサつきを感じやすくなりませんか? 布を触っていると手の油分や水分が奪われやすく、乾燥した状態をそのままにしておくことで手荒れを招きやすくなってしまうのです。
洗濯物に触れる家事をする際に手袋をするのもいいですが、ごわごわしてしまって細かい作業が難しくなることも。そのため、洗濯物を畳んだあとのハンドケアを意識するのがおすすめです。
また、乾いている手にハンドクリームを塗ると、ぬるぬるした感覚やベタつきを強く感じて不快になることもあるかもしれません。そんなときは、ハンドクリームの前に化粧水を塗ってから保湿ケアをすると、しっとりしやすいですよ。
NG習慣3:セルフネイルの仕上げにオイルを使わない
セルフネイルをする方は、仕上げにネイルオイルを使わないと、爪まわりのケアやネイルをしたことによる摩擦・刺激によって、乾燥を招きがちです。また、爪の甘皮処理やカットをする際は、爪まわりに強い刺激や摩擦が加わっています。
セルフネイルの良さは手軽にできて、時短で完了するところにもありますよね。しかし時短を意識していたとしても、仕上げのネイルオイルは使ったほうが無難です。オイルを丁寧に塗り込んでいくことで、乾燥しやすくなっている爪の保湿ケアと、オイルによるバリアケアが叶います。オイルの仕上がりが苦手な場合には、爪用のクリームを使ってみてください。
日常生活で手荒れを招く原因としては「水仕事」が気になりがちですが、実はそれ以外にも手荒れを招きやすいNG習慣が潜んでいます。秋冬に手もとが乾燥するのは仕方ない……と諦める必要はありません! 今回ご紹介した3つのNG習慣に注意して、手荒れしにくい手もとを目指しましょう。
©aijiro/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock