クリスマスにもぴったりのノスタルジック囲み目メイク。
シティポップのシンガーのような、レトロ感がありつつも新鮮で今っぽいメイクとアップヘアに挑戦した、俳優の工藤遥さん。
「特に気に入ったのはシャープな目元! グレー系のアイシャドウでしっかり締めて、あえてまつ毛を上げずにマスカラをつけたのが新鮮でした。キラキラ&ふわふわの衣装とのバランスもバッチリでしたね」
目元にポイントをおいた分、リップやチークなどはピンクやベージュなどナチュラルなカラーに。
「大人っぽく、垢抜けるにはやっぱり引き算ですよね。私も20歳くらいまでは“メイクしている感”がないとイヤで盛り盛りのメイクをしていたんですけど、あるときからかえって子どもっぽく見えると気づいて…。そこからアイテムの数を厳選するようになりました」
最近のセルフメイクでは、ベースはツヤ肌、ポイントメイクは季節感を意識しているそう。
「ツヤ肌づくりに愛用しているのは、ヒンスのスティックタイプのハイライトや、ベアミネラルのチーク効果のあるハイライト。どちらもチャチャッと簡単に仕上がるのが気に入ってます。目元のメイクは、夏は鮮やかなカラー、冬は今日みたいなキラキラ輝くカラーが気分を上げてくれるので好き。クリスマスシーズンに毎年着る、トナカイ柄のビンテージニットにも合わせてみたいです」
Makeup Point
A、ほぐれるように密着するグレー系パレット。
ヴィセ ニュアンスデューイ クリエイター GY‐5¥1,320*編集部調べ(コーセー TEL:0120・526・311)
B、微細なラメの輝きで印象的な目元を演出。
フィト コール スター N No.11¥6,930(シスレー customerservice@sisley.fr)
C、美容液成分にミネラルパウダーを溶け込ませた高発色リップ。
オンリーミネラル ミネラルカラーズ リップセラム 03¥2,750 限定発売(ヤーマン TEL:0120・776・282)
D、夜明けの空気感をまとうサックスブルー。
サナ エクセル ネイルポリッシュ N NL48 10ml¥1,100(常盤薬品工業 TEL:0120・081・937)
上まぶたの中心に、Aの右上と左上の2色をチップで混ぜてのせる。次に左下のカラーを目頭と涙袋、上まぶたの黒目の外側から目尻にかけて二重幅より若干太めに入れる。最後に右下を上下まぶたの目尻に約1cmほど入れて締める。Bを下まつ毛の生え際を埋めるように目頭から目尻まで引くことで目元に明るさをプラス。上唇がオーバーリップ気味になるようCをつける。Dは軽さを出して大人っぽく仕上げるために1度塗りに。
My Beauty Rules
1、アレンジ納豆を毎日食べる。
「納豆に絶大な信頼をおいていて(笑)、毎日どんなに疲れていても納豆だけは食べるようにしています。一番好きなのは、牡蠣醤油をちょっとかけてネギをプラスする食べ方。牡蠣醤油の出汁のおかげで味に高級感が出るし、満足感も高くておすすめです!」
2、1日1時間~1時間半は歩く。
「ジムに行って筋トレをしたりするのがどうも苦手なので、日常生活の中でできる限り歩くようにしています。愛犬・涙(るい)の散歩も兼ねて、今なら金木犀とか、その季節の香りを感じながら歩くのが好きで、心の健康にもつながっているな、と思ってます」
3、洗顔はお風呂から出る直前に。
「乾燥を防ぐために、肌に保湿成分が何もついていない時間をなるべくつくらないようにしています。だから入浴するときも、クレンジングをしてから入り、湯船に浸かって、出る直前に洗顔をして、すぐにスキンケア。おかげで肌がモチモチになりました」
くどう・はるか 俳優。1999年10月27日生まれ、埼玉県出身。NHK FMのオーディオドラマ「FMシアター」11月25日22:00~放送の『卒母奮闘記』にて主役を務める。趣味はビンテージショップ巡り。
ワンピース¥58,300(ディサヤ/エイチスリーオーファッションビュロー TEL:03・6712・6180) リング¥2,750(ゴールディ TEL:0120・390・705) ピアスはスタイリスト私物
※『anan』2023年11月29日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・伏屋陽子(ESPER) 取材、文・古屋美枝