美容ライター・国際中医薬膳師/坂本雅代
顔の筋肉を使ってない人は「ながら習慣」でお顔をアップ
「笑わない」「話さない」「早食い」の人は、表情筋を使っていないせいで下垂しているかも。たとえば、運動をしないと筋肉が落ちてたるむイメージがありませんか? ヒップがわかりやすいと思いますが、頬も筋肉が衰えると下がってしまいます。
そんな人には「舌回し」がおすすめ。定番のほうれい線対策ですが、実際に筆者が試してみて変化を感じられた対策です。舌の筋肉が鍛えられ、口の内側からほうれい線のたるみ防止に一役買ってくれます。「朝の通勤時の最寄り駅に向かう間」「コーヒーを淹れる間」など、“ながら習慣”にすると継続できます。このように1日のスケジュールの中に組み込んで毎日続けてみましょう!
凝り固まった顔には頭皮のほぐしも有効
長時間のデスクワークや血行不良で頭皮がガチガチに凝り固まっている人は、顔の老化が進みやすいかもしれません。むくみや老廃物がたまったままの顔は巡りが悪く、渋滞しているような状態。顔の表情があまり変わらない人は、筋肉も使っていないということです。
また、顔と頭皮は繋がっている1枚の皮膚のため、頭皮のコリは顔の下半分にも影響があると考えられます。そのため、頭皮のほぐしもほうれい線のケアに効果が期待できますよ。
鏡を見て少しずつ場所を変えて頭皮を引っ張り、「ほうれい線が上がる場所」を探してみてください。耳の上、耳の周りにあると思います。
筆者のこのほうれい線も……
耳の上と側頭部を引き上げると薄くなります。シャンプーのときや頭皮ケアをするときに、その場所を念入りにほぐしてみてくださいね。
顔と口角は上げておく意識を持ちましょう
ふと気づくと口角が下がっていませんか? への字口が楽な人は頬の筋肉が衰えている証拠です。表情筋トレーニングやマッサージが続かないという人は、まずは口角を上げるところから始めてみてください。デスクに小さな鏡を置いてみるのも、表情を意識できていいと思います。
また、スマホを見るとき、長時間下を向いているのもほうれい線が育つ原因かも。長時間の下向き姿勢はほうれい線だけでなく、首のしわもくっきり刻まれてしまいます。スマホは目線の高さで見るように気をつけてくださいね。
とにかく継続が大事!
思い立ったときに一生懸命やるよりも、1日1分の積み重ねの方が効果が期待できます。まずは続けやすそうなことから習慣にしてみてくださいね。
(C)siro46/AdobeStock
筆者情報
坂本雅代
サロン経営や講師などエステ業界に15年携わり、男女延べ一万人以上を施術。小顔管理士や国際中医薬膳師などの知識を基に、食や美容、健康などのジャンルでライターとして活動中。