文/寒川あゆみ
化粧水の浸透を高めることができる“導入液”
スキンケアには角質層にうるおいを補う「化粧水」がありますが、他にも「ふき取り化粧水」や「導入化粧液」、「導入美容液」といったものがあり、それぞれ役割が違います。
「ふき取り化粧水」は化粧水の前に使用し、ザラつきやゴワつきの元となる肌表面の古い角質や汚れを落とすもの。そして「導入化粧液」や「導入美容液」は化粧水の前に使用し、乾燥によってかたくなってしまった肌を柔軟にしたり、保湿美容成分を補い、のちの化粧水の浸透を高めるものです。
肌状態や悩みに応じて、いずれかのアイテムを取り入れることで肌コンディションが整いやすくなります。
米ぬかを使用した「発酵導入化粧液」
なかでも今回注目したのは、新しく仲間入りした「発酵導入化粧液」。7種のビタミン、8種のミネラルを含有した山形県産の米ぬかを使用した「米ぬか発酵液」が配合されています。
「発酵導入化粧液」には、米ぬか発酵液、セラミドが配合されていて、化粧水の前に使用することで角質層に保湿成分が浸透しやすい肌に整えてくれるそうです。無香料・無着色、無鉱物油、弱酸性、パラベンフリー、フェノキシエタノールフリー(※1)なども嬉しいポイント。
※1 すべての方にアレルギーが起きないわけではありません
「発酵導入化粧液」の使用感
さっそく「発酵導入化粧液」を使ってみました。手に取るとなめらかなテクスチャーでうるおい感があります。肌になじませても、余計なベタつきなどはありませんでした。
洗顔後の乾燥やつっぱりを感じやすい人、化粧水が浸透しづらい人や、やわらかな肌にしたい人に化粧水前のプレ化粧液としておすすめですよ。
【商品情報】
無印良品「発酵導入化粧液」
価格:¥490(50ml)、¥1,590(300ml)
新しくリニューアルされた「敏感肌用化粧水」
『無印良品』のスキンケアは肌タイプに合わせて選べるように、敏感肌用、美白、エイジングなどさまざまなシリーズが展開されています。今回、人気の敏感肌用シリーズが従来の肌へのやさしさはそのままで、天然由来成分(※2)100%のスキンケアにリニューアルしたそうです。
※2 天然成分を化学的に反応させた成分を含みます
「敏感肌用化粧水」は3種の植物エキス、セラミド、5種のアミノ酸が配合されています。テクスチャーは「さっぱり」「しっとり」「高保湿」の3タイプ展開。敏感肌でも使える低刺激性です。
今回は「さっぱり」タイプをチョイスしてみました。
「敏感肌用化粧水」の使用感
さらっとしたテクスチャーでとてもみずみずしく、肌なじみもよくてさっぱりとした仕上がりです。さっぱりタイプは洗顔後の肌に素早くうるおいを補うことができ、ベタつきが苦手な人でも使いやすいアイテムだと言えます。保湿力を重視する場合は、しっとりタイプや高保湿タイプがおすすめかもしれません。
「敏感肌用化粧水」はお値段もお手頃なので、洗顔後の乾燥予防、うるおいケアとしても取り入れやすいですね。
ちなみに、今回はお試しで50mlサイズのものを購入しましたが、300mlのものは以前のシリーズと比べて容器のデザインも大きく変更されています。リニューアル後の新しい容器には、100%再生プラスチック(PET素材)(※3)を使用したリサイクルボトルが採用されているそう。店頭でボトルを回収してリサイクルする取り組みもスタートするそうなのでぜひ注目したいですね。
※3 主に清涼飲料水用のペットボトルを回収し、洗浄・リサイクルをしたPET素材
【商品情報】
無印良品「敏感肌用化粧水 さっぱり」
価格:¥350(50ml)、¥790(300ml)
まとめ
『無印良品』のスキンケアアイテムや、敏感肌用シリーズは元々人気のシリーズですが、今回のリニューアルや新商品においても、品質・コスパともに大満足のアイテムばかり。普段のスキンケアとしてはもちろん、季節の変わり目で乾燥が気になりだしてきたときに取り入れるのにもぴったりです。ぜひチェックしてみてくださいね。
【参考】『無印良品』公式サイト
筆者情報
寒川あゆみ
大阪 エステサロン private salon Laule’a代表、美容ライター、講師。自身のコンプレックスから美容、エステティックの道へ。サロン業、講師、美容ライターとして美容情報や美容法を発信中。Instagram @laulea.beauty