文/古賀令奈
やめたメイク1:アイシャドウの強めグラデーション
アイシャドウの定番といえば数色入ったアイシャドウパレット。複数の色や質感を重ねることで、目元を強調したり立体感を出したりできます。
目元が華やかになるものの、垢抜けメイクを目指す場合は要注意。大人の目元は素の状態でも目元のくすみで陰影がついている状態のため、グラデーションをしっかりつけるとやりすぎた印象になりかねません。
垢抜けるならシンプルに単色アイシャドウを使うのも一つの手。まぶた全体に塗った後に、目のキワが濃くなるように重ねてぼかすと、単色でも自然なグラデーションが生まれます。
単色塗りアイメイクで使用したのは、『コスメデコルテ』の「アイグロウジェム スキンシャドウ」18G burgundy gleam。繊細なパールが配合されたガーネットブラウンで、薄く塗れば目周り全体に使っても濃くならず、さりげない陰影と血色感をプラスできますよ。
【商品情報】
コスメデコルテ「アイグロウジェム スキンシャドウ」18G burgundy gleam
価格:¥2,970
やめたメイク2:アイライン
アイメイクにアイラインは不可欠という方も多いかもしれませんが、近年のナチュラルメイクではあえて抜くのもおすすめです。
アイラインを引くと目元は強調されるものの、垢抜けメイクとしては逆効果になりやすいでしょう。ダークな色で目を縁取ることで、抜け感が損なわれてしまうためです。
目周りの存在感は、マスカラに頼るほうがバランスをとりやすいです。まつ毛をしっかりカールさせて長くすっきりとしたまつ毛にしてみてください。アイラインなしでもくっきり感が出て、垢抜けた印象も叶います。
やめたメイク3:主張の強いリップ
マスクを外すようになり、リップへの意欲が高まっている方も多いでしょう。鮮やかな高発色リップや輝きの強いリップが恋しくなるかもしれませんが、主張の強いリップはフォーマル感が出やすいもの。垢抜けメイクではおすすめしません。
抜け感を狙うなら、ナチュラルなリップがおすすめです。くすみがかった色やソフトマットな質感を選ぶと、こなれた雰囲気を出しつつ存在感は控えめに仕上がります。
垢抜けメイクで使用したのは、『オペラ』の「シアーマットリップスティック」。唇そのものが色づいたような透け感のある発色で、マットでありながら自然な質感を実現してくれます。筆者が愛用している04ブラウンは、ピンクニュアンスのやさしいブラウンです。
【商品情報】
オペラ「シアーマットリップスティック」04ブラウン
価格:¥1,980
引き算メイクでこなれた大人の表情に
メイクを過剰にすればするほど、抜け感は失われていきます。あえて抜くポイントをつくることで、垢抜けた表情に近づきやすくなるでしょう。今回ご紹介した引き算メイクで、大人の余裕を醸し出してみてはいかがでしょうか。
【参考】『コスメデコルテ』『オペラ』公式サイト
筆者情報
古賀令奈
京都在住の美容ライター。日本化粧品検定特級 コスメコンシェルジュ。お悩みに寄り添ったメイク方法を中心に、さまざまな美容記事を執筆。メイクテクニックやスキンケア方法、コスメレビューなど、気になる美容情報をわかりやすく解説。