文/古賀令奈
使わない色のほうが多い多色アイシャドウパレット
コスメ売り場で思わずときめいてしまいがちなのが、多色アイシャドウパレット。メイクの幅が広がりそうな気がして購入するものの、実際に使ってみると特定の色ばかり減っていくという方が多いのではないでしょうか。
使わない色がたくさん残っているという理由で捨てられない場合は、思い切って手放してみて。ずっと使わなかった色がこれから活躍する可能性は低いでしょう。
また、多色パレットは一般的なアイシャドウより大きくて場所をとるため、スペースの面でももったいないです。使わない色のほうが多いアイシャドウパレットは、頃合いを見て処分することをおすすめします。
使用期限の切れた思い入れのあるコスメ
思い入れのあるコスメが、ずっと収納ケースに眠っていませんか? 長く愛用したものだと、使用期限が過ぎていても捨てられない方が少なくありません。
気持ちは分かりますが、コスメは劣化します。使用期限が切れたものを使用すると、肌にとって悪影響になるおそれも。コレクションとして置いておく場合は、最低限にしておいたほうがよいでしょう。基準を緩くすると、捨てられないコスメがどんどん増えていきます。
保存状況や気温・湿度の影響によっては、消費期限より早く劣化することもあります。消費期限前であっても、色やにおいが変わっている場合は使用を控えてください。
基本的に、液状やねり状のものは早く劣化する傾向があります。粉状のものは長持ちしやすいですが、1年以上過ぎたものは処分したほうがよいでしょう。
「似合わない」と思ってしまうカラーアイテム
気になるコスメを買ってみたものの、いざつけてみると「似合わない」「浮いているように見えて恥ずかしい」と感じるものはありませんか? 他のコスメで色合いを調整するなどして使うのも良いですが、どこか不安を感じるなら無理に使う必要はないと思います。
メイクは自分の魅力や自信を高めてくれるものです。不安要素のあるものを無理して使っていると、自信を持てなくなったり、人目が気になったりしやすくなることも。しっくりくるコスメを使い、好きなメイクをすることで、自然と自信が湧いてくるでしょう。
メイクの工夫を楽しめる方や、浮いていてもそれを個性と捉えられる方は、もちろんそのままで大丈夫です。堂々と「似合う」「可愛い」と感じられる状態であることが大切なので、自分の正直な気持ちを優先するとよいでしょう。
自分が心地よく使えるものを大事にしよう
メイクは見た目を整えるだけでなく、自分の気持ちを高めるものでもあります。不安やストレス、不快な要素があるコスメを使うと気分が下がりやすいため、手放すのも選択肢のひとつです。快適かつポジティブに使えるものを大切にして、メイクを心から楽しんでくださいね。
筆者情報
古賀令奈
京都在住の美容ライター。日本化粧品検定特級 コスメコンシェルジュ。お悩みに寄り添ったメイク方法を中心に、さまざまな美容記事を執筆。メイクテクニックやスキンケア方法、コスメレビューなど、気になる美容情報をわかりやすく解説。