美容ライター・国際中医薬膳師/坂本雅代
最初に「耳周り」と「鎖骨周辺」を刺激!
顔のマッサージをするときは、首やデコルテなどの周辺部位も合わせて行うとより効果が期待できるといわれています。
中でもやっておきたいのが、リンパ節があるといわれる「耳周り」と「鎖骨周辺」のケア。簡単なケア方法をご紹介しますので、顔のマッサージをする際にぜひ一緒に行ってみてくださいね。
耳を掴んでしっかりまわす
耳を指で挟み、耳が動くくらい大きく10回まわします。同じように反対方向へも10回まわしてください。
鎖骨のくぼみをほぐす
鎖骨のくぼみに指を当て、小さく円を描くように優しくほぐします。指を置く場所を移動させて、何か所か行ってください。
痛みを感じる方は首や肩が凝っている影響で巡りが滞っている可能性があるので、念入りにほぐしてくださいね。
簡単にできる「フェイスラインケア」3つ
今回は韓国で学んだコルギの技術をアレンジして、自分でできるケアを3つご紹介します。肌への負担を軽減するため、オイルやクリームを塗ってから行ってくださいね。
気になる頬ラインのケア
親指以外の4本指の関節部分を使って頬をほぐしていきます。
頬骨の下にグーにした手の関節を当て、頬骨を持ち上げるように押し上げます。
鼻の横から耳の前へと頬骨に沿って小刻みに動かし、ゴリゴリする箇所は気持ちいいと感じる程度の強さで丁寧にほぐしてください。
歯をぐっと食いしばったときに硬くなる筋肉「咬筋」が凝り固まっている人が多いので、頬骨から剥がすイメージでほぐすと良いでしょう。
エラを内側に押し込む
4本指の第一関節から第二関節の間の“平らな部分”を使って行います。
手をグーの形にして平らな部分を左右のエラに当て、内側に押し込んだまま10秒間静止し、圧を緩めた後にもう一度10秒間押します。机に肘を立てて行うとやりやすいですよ。
鍵指で顎から耳、鎖骨までを流す
チョキにした手の指を曲げて鍵指にします。鍵指にした人差し指と中指の内側の部分を使ってマッサージします。
鍵指にした2本の指で顎の先端を挟んで耳の前まで進み、そのまま首を通って鎖骨へと入れ込みます。
耳から鎖骨にかけては、顔を横に向けたときに“耳の裏から鎖骨に向かって斜めに走る筋肉”を目安にするとスムーズに行えます。
頬の筋肉を動かすことも大事!
やりすぎると痛みが残ってしまうので、気持ちいい程度の強さで行いましょう。
フェイスラインのたるみケアには、マッサージだけでなく顔の筋肉を鍛えることも大切です。今回ご紹介したセルフケアと合わせて、顔のストレッチやトレーニングもぜひやってみてくださいね。
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