文/寒川あゆみ
5月に感じやすい肌の不調
5月は紫外線が強くなることから、休日の外出などで日焼けをしやすい時期。気温が上昇し、体温調節のために汗ばみやすく、皮脂分泌も活発になりやすいとされます。さらに、汗の蒸散やエアコンの風によって乾燥を招くこともあるでしょう。
また、心身の不調が肌のコンディションに影響を及ぼす場合も。環境の変化による緊張やストレスが生活習慣の乱れにつながり、結果的に肌が荒れてしまったという人も少なくないと思います。
今やるべきスキンケア
紫外線対策をしよう!
5月は紫外線量が増える時期。紫外線は建物や道路を反射するとされ、車や室内で過ごしていても日焼けしやすいです。そのため、ちょっとしか日差しに当たらないからと油断していると、いつの間にか肌が赤くなっていることも……。こうしたちょっとした油断が将来のシミ、シワ、たるみにつながる恐れがあるため、注意が必要です。
うっかり日焼けしないために、外出時だけでなく車や室内で過ごすときも、顔や体に日焼け止めを塗りましょう。日焼け止めを塗るのに加え、UVカット機能付きの衣類や帽子も併用するのがおすすめです。
汗、皮脂を放置しない
気温の上昇とともに汗ばみやすくなりますよね。汗をそのまま放置して自然乾燥させると、蒸発とともに肌の水分まで奪われ、乾燥を招く場合も。汗をかいたあとはハンカチや汗ふきシートなどで優しく汗をふき取りましょう。
また、汗と同様に皮脂テカリも気になりやすい時期。日中の汗、皮脂、外気の汚れを長時間放置したり、きちんと落とせていないと、毛穴のつまりや黒ずみ毛穴を招きやすくなります。
帰宅後、顔はクレンジングと洗顔料、体は石けんやボディソープで優しくていねいに汚れを落としましょう。洗顔後のスキンケアの際に化粧水の量を増やしたり、シートマスクを活用したりすると、日中の皮脂分泌やテカリが落ち着きやすくなるはずです。
うるおいを重視したスキンケアを
5月は紫外線による日焼けや、汗やエアコンによる乾燥が生じやすいため、日々のスキンケアをより丁寧に行いたいところ。化粧水をたっぷりなじませてうるおいを高める、保湿成分やビタミンC配合のアイテムを選ぶ、化粧水とシートマスクのダブル使いをする……などがポイントです。
肌のうるおいを高め、日中に受けたダメージを和らげましょう。乾燥による肌荒れ、皮脂づまり、黒ずみ、将来のシミ、しわ、たるみなどの肌悩みを予防することにつながります。
生活リズムを整える、休息をとる、栄養バランスを考える
生活リズムを整えたり、十分な休息をとることも、健やかな肌を保つために重要です。加えて、なるべく食事の栄養バランスも意識しましょう。
平日は忙しく時間がないからと食事が適当になってしまったり、ファストフードやインスタントに頼ることもあるかもしれません。ただ、 栄養バランスが崩れると腸内環境の乱れや肌の不調を招いてしまうことも。肌や心身のバランスを保つためにも、ビタミンやミネラルが豊富な野菜、果物、たんぱく質が豊富な肉や魚、疲労回復に適した食材など、バランス良く取り入れたいところです。
いかがだったでしょうか。5月は季節や環境的な要因によって肌の不調を感じやすいときです。不調を招かない、長引かせないためにも、今回ご紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。
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筆者情報
寒川あゆみ
大阪 エステサロン private salon Laule’a代表、美容ライター、講師。自身のコンプレックスから美容、エステティックの道へ。サロン業、講師、美容ライターとして美容情報や美容法を発信中。Instagram @laulea.beauty