文/寒川あゆみ
メイクをしてきても良い! だけどサロンによる場合もある
エステサロンに来られるお客様に、「メイクをせずに来た方が良いですか?」と聞かれることがあります。ほとんどのサロンは施術の工程にクレンジング、洗顔も含まれていてメイクを落とすので、メイクをして来店されても問題はありません。
ただ、サロンによってはすき間なく予約を詰めていて、施術時間がタイトな場合も。その場合は、クレンジング時間を短くするために薄めのメイクにしてほしいとお願いされたり、来店後にクレンジングや洗顔をお客様にセルフでしてもらうこともあるかもしれません。
サロンのシステムにもよりますが、念のためファンデーションやアイメイクは落としやすいものにしておくか、事前にサロンに確認するのがおすすめです。
ピーリング、スクラブ、毛剃り、美容医療、日焼け直後はやめて
エステサロンで肌を見られるからと、前日や直前にピーリングやスクラブなどの角質ケア、毛剃りをする人がいますが、これらは避けたほうがいいでしょう。サロンによりますが、クレンジングや洗顔後に角質ケアのパックや、機械を使ったトリートメントをすることもあります。直前に角質ケアをしている上にサロンでも角質ケアを繰り返したり、電気や熱を加えたりすると肌への負担になってしまいます。
もし前日にケアをしてしまった場合は、施術者に一言伝えてみて。保湿重視のケアにするなど、肌を守る施術に切り替えてくれる場合があります。
また美容医療後、日焼け後もエステ施術は控えるのがおすすめです。美容医療の施術内容によっては、直後にエステ施術ができない場合があります。赤みやヒリつきが強い日焼け直後もエステ施術ができない場合があるので注意してください。
肌へのダメージを抑えるためにも、いつ、どういった施術をしたか、現在どのような状態かなどを事前にサロンに伝えるようにしましょう。エステの前後で美容医療や日焼けの予定がある場合は、エステの予約を取るタイミングにも気をつけたいですね。
直前のキャンセル、連絡なしの遅刻
これはサロンを問わず、予約を伴う接客業にとって困ることだと思います。連絡がないまま遅刻する、無断キャンセルする、店側から連絡をしても繋がらない、直前にキャンセルの連絡をする…などなど。
自分ではどうしようもない交通機関の遅延、緊急な体調不良などで直前のキャンセルや変更になってしまうのは仕方がありません。ただその場合も、店側は連絡一本入れていただくだけで大変助かります。
変更やキャンセルがおきた際にご連絡をいただければ、他のお客様に空きのご案内ができたり、他の業務を進めることができます。一方、予約のお客様と連絡がつかない場合は、遅れて来店されるかもしれないといつまでも気にかけなければなりません。他の業務に手をかけるべきか、人員配置を変えるべきかの判断にも困ってしまいます。
もし予約後に変更やキャンセルをする場合は、わかり次第すぐに連絡をいただけますとありがたいですね。
いかがだったでしょうか。エステサロンに来店される際は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
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筆者情報
寒川あゆみ
大阪 エステサロン private salon Laule’a代表、美容ライター、講師。自身のコンプレックスから美容、エステティックの道へ。サロン業、講師、美容ライターとして美容情報や美容法を発信中。Instagram @laulea.beauty