香りの使い分けは僕からのメッセージ。
大津広次さんの場合、香りの記憶は恋愛と密接にあるようだ。
「中学時代はシーブリーズが香水代わり。自転車に2人乗りした時の僕の香りが好きだったという理由で、初めて彼女ができて(笑)」
現在は、香水はもちろん、部屋の香りにまでこだわっているそう。
「5年間愛用中の香水は、コム デ ギャルソンの2種。レストランなどの飲食店に行く時は、食事を邪魔したくないので、ウッディ系のナチュラルな“ヒノキ”。映画館やレジャー施設でのデートは、ワクワクする気分に合わせて“アメージングリーン”を使い分けています。部屋は、ほのかに香って心地いい、メルシーユーの“シトラスバーベナ”のディフューザーがお気に入り」
香りはある意味、相手への敬意。
「シーンで使い分けるのは、この時間を大切にしているという、僕からのメッセージでもあります」
【1】初デートのムード作りに最高の大人の香り 賞
BAUM「オーデコロン 2 フォレスト エンブレイス」
大人な深緑の香りに包まれて。
“樹木との共生”をテーマに、昨年誕生したばかりのブランド。製品の90%以上を自然由来の素材から製造し、サステナブルな循環を意識していることから、SDGsの意識の高い人たちからも注目されている。「余裕のある、すごく大人っぽい香り。もともと自然なウッド系の香りが好きで、まさに僕好み。見た目もおしゃれだから、部屋に飾ってインテリアの一部にしてもいいですね」。60ml ¥11,000(BAUMお客さま窓口 TEL:0120・332・133)
会話がなくても香りでデートは成功するはず。「つけるなら19時から始まる初デートかな。会話がなくても、その静寂に落ち着きある香りを放つことで、ムードを演出できそう」
【2】自分だけの香りをカスタムできる 賞
サルヴァトーレ フェラガモ「ストリエ ディ セタ ディスカバリーキット」、「ストリエ ディ セタ ブースターキット」
単独でも重ねづけでもOK!
「ジャルディーニ ディ セタ」「ジュングレ ディ セタ」「サヴァーネ ディ セタ」「オセアニ ディ セタ」の4種と、「ムスキー」「ウッディ」2種のブースターの組み合わせを楽しめるコレクション。「ブースターはロールオン! 自分だけの香りをブレンドできるのが嬉しい。『オセアニ ディ セタ』が好みです」。ディスカバリーキット 15ml×4 ¥13,750 ブースターキット 10ml×2 ¥5,170(インターモード川辺 フレグランス本部 TEL:0120・000・599)
「憧れのタヒチに行き、クルーズデートとかで使いたい。バカンスに似合う華やかさと、時間の経過で変化する香りを楽しめそう」。思い描くのは海外旅行のシチュエーション!
【3】ユニセックスでみんなに愛される香り 賞
メゾン フランシス クルジャン「アクア セレスティア コローニュ フォルテ オードパルファム」
カップルで香りをお揃いに!
ミモザとジャスミンのフルーティなノートのあと、少しずつまろやかな香りへと移ろう変化がポイント。「かなり爽やかで自然で、気分が上がりますね。女性が使ってもよさそうなので、カップルで香りを“おそろ”にするというのも新しいかも。またボトルもアクアリウムみたいで美しいので、僕の美容棚の一番目立つところに置きたい」。フルーティ シトラス70 ml¥27,720 ブルーベル・ジャパン(香水・化粧品事業本部)TEL:0120・005・130
朝、真っ先に身につけたい自然で爽やかな香り。「寝起きに僕が手首にシュッと吹き付けて、その香りで横に寝ていた彼女が目覚めよく起きられるイメージ。そのまま海岸に散歩へ」
おおつ・ひろつぐ 1989年7月24日生まれ、大阪府出身。お笑いコンビ、きつねのメンバー。『有吉の壁』に出演し、KOUGU維新で話題に。最近は“美容男子”としても注目されている。
※『anan』2021年9月1日号より。写真・五十嵐 洋(商品) スタイリスト・大島有華 取材、文・若山あや
(by anan編集部)