教えてくれたのは、医学博士の福田 護先生と皮膚科医の堀内祐紀先生です。
【肌トラブル】と書かれている項目は、肌トラブルを起こさないために気をつけたいこと。【乳がん】と書かれている項目は、乳がんのリスクを抑えるために気をつけたいこと、です。
1.有酸素運動を習慣に。
【乳がん】【肌トラブル】
「全く運動をしていない人より、適度に運動をしている人のほうが、乳がんになりにくいとのデータがあります。激しい運動は必要なく、2日に1時間のウォーキング程度で大丈夫です」(福田先生)。「軽く汗をかく有酸素運動がおすすめ。代謝が高まり、胸の肌も健康に」(堀内先生)
2.ぽっちゃりしすぎに注意。
【乳がん】
「乳がんは、栄養過多の生活を続けていると、発症するリスクが高まるといわれています。日本ではBMI30以上を肥満と位置付けていますが、ぽっちゃりしすぎには注意が必要です。食生活を見直し、適度な運動を取り入れて、できるだけリスク因子を減らしましょう」(福田先生)
3.大豆イソフラボンを摂ろう。
【乳がん】
「大豆に含まれる大豆イソフラボンは、摂取すると、腸内細菌によって『エクオール』という女性ホルモン様の成分に変わります。このエクオールが、乳がんのリスクを若干下げるというエビデンスがあるのです。大豆製品のほかに、サプリでも摂ることができます」(増田さん)
4.“地中海料理”を意識しよう。
【乳がん】
「健康的な食事をすると乳がんになりにくいというデータがありますが、一番統計が揃っているのが無形文化遺産にも登録されている“地中海料理”。イタリア、ギリシャなどの食文化で、野菜、豆、全粒穀物などを多く摂り、塩分をオリーブオイルや酢で補う食生活です」(福田先生)
5.お風呂は朝ではなく夜入るべし。
【肌トラブル】
「朝、お風呂に入ると前日の汚れを朝まで持ち越すことになり、それにより毛穴詰まりを起こしやすくなります。また、皮膚は寝ている間に回復するので、一度きれいな状態にリセットしたいところ。顔を洗わず寝る人はいないと思いますが、胸もそれと同じように考えて」(堀内先生)
6.胸は素手で洗うこと。
【乳がん】【肌トラブル】
「乳房をタオルではなく素手で洗うと、泡でよく手が滑り、微妙なでこぼこもわかります。月1回の自己検診もそうですが、お風呂は毎日のことなので、変化にも敏感になるはず」(福田先生)。「タオルで洗うのは胸にとって刺激に。よく泡立てた洗浄剤で優しく手洗いを」(堀内先生)
医学博士 福田 護先生 聖マリアンナ医科大学附属研究所ブレスト&イメージング先端医療センター附属クリニック院長。『改訂版 ピンクリボンと乳がん まなびBOOK』(主婦の友社)編著など乳がん治療の権威。
皮膚科医 堀内祐紀先生 秋葉原スキンクリニック院長。皮膚科の保険診療と、美容皮膚科の自由診療を行う。体の中から皮膚トラブルを改善することを目指し、ピラティススタジオ「STUDIO &A」をプロデュース。
※『anan』2019年9月18日号より。イラスト・HONGAMA 構成、文・保手濱奈美
(by anan編集部)
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