冷え、だるさ、生理痛、便秘…。多くの体調不良は姿勢の悪さが原因。弊誌でも何度も正しい姿勢を伝授してきたけれど、簡単そうで実はとても難しいテーマ。姿勢治療家の仲野孝明さんが、誰でも正しい姿勢をキープできる方法と導き出した答えが、なんと背伸び。
「正しい姿勢とは、カラダに負担のかからない姿勢、最もカラダを効率よく使える状態です。でも多くの人は、“自分にとってラク”な姿勢を身につけてしまい、背骨を歪ませ、体幹をさぼらせることでカラダに負担をかけてしまい、不調を招いています。そんな負のサイクルも、背伸びをするだけでリセットでき、体幹を活用した疲れにくい体勢が整うのです」
日中、姿勢が歪んできたと思ったら背伸びを行えばいいのだが、特に重要なのが座っている時間。
「人間のカラダは基本立ち歩きをするための構造。椅子に座った状態は、カラダに過度な負担をかけています。大事なのは座っている時も、背骨と体幹、そして坐骨を使い、立ち姿勢に近づけること。そして、座ったままでもできる背伸びを実践して、疲れないカラダをキープしましょう」
以下では背伸びの際のポイントをご紹介。
POINT1 手を組んで、大きく上に伸びる。
手を正面で組んで手のひらを返し、肘を伸ばして腕を真上に。カラダを大きく伸ばす。
POINT2 顔と目線は手の先を見る。
手の甲を見ながら顔も一緒に上げていく。自分のカラダを上と下で引っ張り合う。
POINT3 足を肩幅に開く。
足を平行に肩幅に開いて、足裏の親指と小指の付け根、かかとの3点で重心をとる。
→その時、カラダの内部では?
凝り固まったカラダがリセットされる。頭が正しい位置に戻り、26個の小さな骨の集合体の背骨が、正しいS字ラインを取り戻す。それにより、筋肉や内臓があるべき正しい場所に戻る。体幹を使う、動けるカラダにスイッチオン。
続いて、座った状態での背伸び方法をご紹介。
1.坐骨座りをした状態で、手を正面で組む。
2.手のひらを返し、目線と一緒に手を真上にあげて上体を伸ばす。
3.顔だけ正面に戻す。
4.息を吸い、吐きながら円を描くように手をゆっくり下ろす。
5.その背筋をキープ。
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