「夫に偽って不倫相手の子を出産しました…」28歳人妻が辿った「自業自得の顛末」【後編】
清華さんはすべてをなげうって不倫相手と駆け落ちしようと考えていたので、彼の心変わりに相当ショックを受けたそうです。しかし、幸い夫(恭介さん・仮名・31歳)に不倫がバレていなかったこともあり、妊娠時期を適当にごまかして子どもを授かったと伝えることにしたのだとか。
不倫をごまかすために夫に大きな嘘をついて…
「夫は私の妊娠をとても喜んでくれました。でも、里帰り出産をするため病院を訪れた時、かつての不倫相手である旬くんと再会してしまって…。
話を聞くと、彼は知り合いのお見舞いに来ていたそう。この偶然をきっかけに再び彼と連絡を取り合うように。
出産を報告すると部屋まで来てくれて、子どもを見て『かわいい』と言ってくれたんです。この頃から『もしかしたら彼とまたやり直せるのでは…? 』と秘かに思うようになりました」
しかし、元不倫相手との復縁を期待する清華さんに思いもよらない出来事が起こります。
「病院は母子別室だったので、新生児室に我が子を見に行きました。すると『もしかして清華? 久しぶりだね』と声をかけられて。
振り返るとそこには旬くんの妻であり、かつての親友である桜の姿が…。私が平常心を装いながら探りを入れると、どうやら彼女も出産したばかりの様子。
そこで、彼は妻の妊娠を知り駆け落ちをやめたのだと確信…この病院に居合わせたこともただの偶然ではなかったのです」
彼が堂々と妻と自分の部屋を行き来していたことに怒り心頭した清華さんは、ある行動に打って出ることにしたのだとか。
裏切られた仕返しに不倫を暴露…その時相手が発した衝撃の言葉とは…?
「私は桜が退院するのを待ち伏せしました。そこで『私と旬くんは不倫していたの』『出産した子どもの父親は彼なのよ』と不倫を暴露。
でも、旬くんに『何言っているの…? そんなことある訳ないよ』と冷たくあしらわれて。妻である桜も『まだ夫に未練があるなんて! 本当に清華はしつこいんだから』と呆れ顔。
彼を懲らしめようと自ら不倫を告白するも、すべて偽りだとしてまったく受け入れてもらえなかったのです」
でも、清華さんの不倫の暴露はここで予想外の展開を迎えます。
「私の後ろに夫と両親が立っていて…不倫の事実を全部聞かれてしまったのです。真っ赤な顔で怒る夫に『今の話は本当なんだな! 俺の子だと嘘をついて不倫相手の子を出産したのか! 』と責められて。
両親も『なんてことをしたんだ! もう二度と家の敷居をまたぐな』と私に絶縁を宣言。彼にひと泡吹かせようと思ったのに、私は一瞬で何もかも失うことに。
その後、夫に離婚を言い渡され、もちろん慰謝料も払うことになりました。一人で生まれたばかりの子どもを抱え、実家を頼ることもできず…私はこれからどう生きていけばいいのでしょうか」
罪のない夫を裏切って、自ら家庭を壊してしまった清華さん。最終的に路頭に迷うことになっても、不倫の代償としてすべて受け止めるしかありません。それでも、大切な人を傷つけたという事実は決して許されることではないでしょう。
不倫のきっかけから衝撃の妊娠までを描いた【前編】はコチラをどうぞ。
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©Eri Miura/Getty Images