サプライズ発表で会場歓喜! King & Prince、眩い輝きを放った大盛況のファンミレポ

写真・小池理恵 取材、文・福田恵子 — 2023.7.5 — Page 1/2
King & Princeの永瀬廉さんと髙橋海人さんが初めてのファンミーティング『King & Princeとうちあわせ』を開催。2023年7月2日(日)、有明アリーナに集まった1万5千人に全国アリーナツアー決定のお知らせをサプライズ報告して、会場が笑顔に包まれた昼公演の“うちあわせ”の様子をご報告します。

ファンと触れ合ったKing & Prince初のファンミーティング


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2人体制になったKing & Princeの最新シングル『なにもの』が初週売り上げ54.3万枚を売り上げ、オリコン週間シングルランキングで1位を獲得。2人になって初めてファンと触れ合う機会となったファンミーティング『King & Princeとうちあわせ』。定刻の13時を迎えると、「King & Princeとうちあわせ、始まるよ~!!」というふたりの声が有明アリーナの会場いっぱいに響いて、永瀬廉さんと髙橋海人さんがポップアップで登場!

まずは、“気負わずに今を楽しむこと”を歌う「なにもの」を会場に集まった1万5千人を前に歌うふたり。この日を待ちわびたファンが白色と黄色の2色のペンライトを揺らす。時に手を振ったり、背中合わせになったりして歌い、ラストに一礼。そして、「僕たちがKing & Princeです。よろしくお願いいたします」と、挨拶。

永瀬さんが「こんにちは~!」と叫ぶと「僕たちが~…」とまた声を揃えて挨拶を繰り返そうとする髙橋さん。すると食い気味で「ちゃうちゃうちゃう。自己紹介したくないのよ? (コール&レスポンスでファンの皆さんに)返して欲しいのよ。もう声を出していいもんね」と永瀬さんが突っ込むというのっけから漫才コンビのようなやりとりを繰り広げ、笑顔に包まれる。

久しぶりのファンとの再会に「元気でした?」と喜びの表情を覗かせると「皆、体調良さそうな顔してるなぁ。ここ、駅から遠いんでしょ? 若干。歩かせてしまったけど、暑さを吹き飛ばしましょ、今日は」(永瀬さん)「もし暑かったら、(うちわで)自分あおいじゃって!」(髙橋さん)と会場を見渡し、呼びかける優しさに、ほっこり。

そして、前日に出演した音楽特番でのファンの声援を思い出したという髙橋さんが「やっぱりファンが目の前にいるのは、本当に素晴らしいこと」と、しみじみ語ると、「お客さん入っているのって何か久しぶりな感覚あったよね。ちょっとグッときたね」と、永瀬さん。「今出て来た時みたいに皆が“キャー”って言ってくれるのが本当に幸せ。夢みたいな…」と目をキラキラと潤ませ、言葉を詰まらせる髙橋さん。続いて昨日見た夢について話し始める。

「今日の夢を見て。(天気は)土砂降りで会話もダダ滑り…っていう夢を見て、泣きそうになりながら起きたの。でも、外見たら“真っ天気”じゃん?」。夢とは裏腹に快晴の天気だったうえ、登場時にファンが温かく皆が出迎えてくれたことに「もう今日、勝ったなって思ったね(笑)」と独特な言葉で喜びを炸裂させる。

初めてのファンミーティングでファンに喜んでもらおうとふたりが試行錯誤して用意したのは、3つのゲーム。ひとつめは、台車に乗って、100ポイント超を目指す「花道チキンレース」。まずは髙橋さんが「自分のパワーを信じて…。よし、行きます!!」と自力で100ポイント獲得宣言するも、ラインオーバー。

「ちょっと皆の応援、浴びすぎたわ。追い風が強すぎた(笑)」という結果になり、永瀬さんをお姫様だっこしてスクワット5回の罰ゲームをやることに。この日のために気合いを入れてジムに行ったため、筋肉痛と前置きしてから、永瀬さんを抱きかかえるも「廉がいくら細いとはいえ男の子…いや~、無理!!」と髙橋さんは額に汗ビッショリに浮かべる。


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続いての永瀬さんの「花道チキンレース」チャレンジは、髙橋さんのチャレンジを踏まえて「力はあんまそこまでいらん系の感じや」と参考にしながらもオーバーライン。その結果に「めちゃくちゃ俺より強かった。どういうこと? 何が起きたの?」と突っ込みを入れる髙橋さん。罰ゲームで、永ちゃん用おしゃぶりをくわえるハメになった永瀬さんは「めっちゃ落ち着くぞ、これ」と意外にもおしゃぶりが気に入った様子。

3回目はふたりで台車に乗って100点獲得を狙うが、またもや0点…。ということで、罰ゲームで大きなバルーンが大爆発。緊張感からの冷や汗を流しながら、「テッカテカ、ビショビショやん!!」と、仲良く汗だくになるふたり。

ふたつめのゲームは、「ウソをついているのはどっち?」。ビリビリマシーン装置をつけて習字を書いているのはどっちなのか、お客さんがペンライトで判定するというもの。ビリビリマシーンは経験者というふたりだが、「何回やっても痛い!!」(髙橋さん)とのこと。

好きな漢字を書くことになり、永瀬さんは筆がなかなか進まないなか、“永瀬”と書き上げ、髙橋さんは“幻”という一文字を。“幻”の仕上がりを「ちょっとビリビリの揺れの味が出ていていいと思います」と褒める永瀬さん。ファンのペンライト判定ではビリビリ装置をつけていないと予想したのは、永瀬さんが多かったが、なんとビリビリをつけていたのは永瀬さん。

2問目は、「激クサドリアンのにおいをかいでいるのはどっち?」。こちらもドリアンのにおいを実際にかいでいたのは永瀬さんにも関わらず、ファンがお芝居をしているのは永瀬さんとペンライトで判定。2度の不正解に「当ててよ~。ちょ、待って! 普段の俺の行動、ほぼウソっぽいと思われている可能性あるよね?」(永瀬さん)と複雑な表情に!?

会場がウソを見抜けたらふたりの“ガチLINEトーク画面”をスクリーンで大公開するはずだったものの、不正解の連続。しかし、1つだけオマケで公開されたのは、髙橋さん出演のドラマ『だが、情熱はある』の9話を見たという永瀬さんの報告LINE。そこから永瀬さん出演の『ラストマン-全盲の捜査官-』のワンシーンを見たという髙橋さんの話で盛り上がり、続いてのゲームへ。

ラストゲームは、なんと有明アリーナを使用しての壮大な借り物競争。永瀬さんがバナナ、髙橋さんが納豆巻きを客席から制限時間の8分間でより多く集めるというもの。「今からキンプリのファンミ行くから、バナナ買おうってならないでしょ(笑)」と不安を抱きつつスタートしたふたり。しかし、開始早々、会場のあちこちで持っているとペンライトで合図するファンの姿が。

バナナを持っているファンがいるブロックは協力してペンライトを振るというチームワークを見せた。アリーナはもちろん、スタンドの上のほうまで有明アリーナを駆け回る永瀬さんと髙橋さんを見守るファン。結果、バナナ1本、バナナ柄のポーチにバナナキーホルダーを拝借した永瀬さん。本物は1個という結果に。髙橋さんは、なぜか食パン&クロワッサンと制限時間ギリギリで見つかった納豆巻きで2個のカウントで髙橋さんの勝利に。

ここでMCタイム。永瀬さんが着替えのために髙橋さんが一人でスタートさせたMCでは、「聞きたいことある?」と、ファンの質問に回答することに。大きな声で「好きな食べ物!!」と質問を叫ぶファンに、「カレー。さっき食べたカレーが美味しかったから」。「好きな星座は?」という質問には「ペテルギウス!!」など、アットホームなやりとりが繰り広げられ、「いいよ、この距離感。ありがとうね、皆。じゃあ、俺が着替えてくるわ」と永瀬さんとバトンタッチ。

永瀬さんは、「メッシュかっこいい!」とメッシュヘアを褒められたファンに「乳歯かっこいいって聞こえた。ごめんな」と聞き取りづらかったことを謝ると「1人ずつ行こうや。じゃあ、あなた、どうぞ」と、ご指名して質問に答える姿も。そして、「皆さんお待ちかねだと思うので。歌わせていただきましょうか」と「Magic of Love」を。この曲は、醒めない魔法が解けぬまま、愛おしい人への想いを歌うラブソング。会場をみつめるふたりの眼差しは、もちろんファンが彼らに向ける眼差しも優しく、温かい。会場が一気に柔らかな空気に包まれる。

スタンドトロッコで会場をぐるり一周しながら歌ったのは、「名もなきエキストラ」。目の前のファンひとりひとりの声援に応えるように笑顔で手を振るふたり。会場のテンションがますます加速し、梅雨明けを前に真夏本番のアツさ全開に!

ラスト曲はこれまで幾度と歌ってきたKing & Princeの大切な楽曲「Lovin’ you」。センターステージでふたりのバージョンでダンスパフォーマンスは、覚悟を持って次の一歩踏み出したということを改めて実感させられるほど、眩い輝きを放つものに――。何年先も愛している、君のそばにいよう…と、まっすぐに誓うラブソングを自分たちに愛を注ぐファンに向けて、ありったけの想いを込めて歌うふたり。永瀬廉と髙橋海人だからこそ生み出せる柔らかな空気感を見せつけた。


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そして、ラストに嬉しいビッグニュースを発表! 5枚目のアルバム『ピース』が8月16日に発売決定。2人が気負わず、今歌いたい曲にこだわった1枚がリリースされるという。
さらにはKing & Princeとして5度めとなる全国アリーナツアーの開催決定を発表。思わぬサプライズに歓喜に湧く会場。髙橋さんは皆の喜びぶりから「ありがとう」と言ってくれているのが伝わってくると話し、「本当にこちらこそありがとうね」と感慨深い表情に。

永瀬さんが「本当にありがとうございます。来て下さいね、皆さん。頑張りますので。ふたりになって初めての全国ツアーですから、僕らも不安も多いんですけど、今日ちょっとね、皆さんの顔を見たら安心しちゃって…。いい意味でちゃんと俺ららしいことができそうな気がしたよね」と語ると、髙橋さんも「皆で作っていけるんだろうなって安心した。ありがとう」とホッとした笑顔を見せる。

このファンミーティングでファンのパワーを借りながら自分たちのスタイルをみつけていけるという兆しを受け取ったふたり。有意義なうちあわせとなった『King & Princeとうちあわせ』は大成功を収め、最高にハッピーな時間に!

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