夫の不倫相手が逆恨み! ノイローゼになった30代妻を救った「予想外の出来事」【後編】
不倫相手が妻を逆恨み! 予想もしなかったトラブルに…
夫の不倫が発覚した後、反省した様子の夫と関係修復の道を選んだ早紀さん。しかし夫婦仲が完全に戻る前に、夫の元不倫相手から早紀さんへの嫌がらせが始まり、その対処に追われる事態に…。
「夫が不倫していたのが私の友人だったので、その子は私の過去についても色々知っていたんです。夫にフラれた腹いせか、SNSや共通の友人たちに、私の悪口や過去の恋愛遍歴などを面白おかしく言いふらすようになってしまって…。私のSNSに、“捨てアカウント”っぽいアカウントから悪口が届いたことも何度もあって、これも元不倫相手がやっていたことなんじゃないかなって思います。
私と仲のいい子はもちろん聞き流してくれていましたが、元不倫相手と親しい人たちは私を敵視するようになって。こちらが被害者なのに、まるで加害者のような言い方をされたこともあります」
近しい人間関係のゴタゴタが激しくなるにつれ、ノイローゼ気味になっていったと振り返る早紀さん。夫婦仲の修復どころではなくなり、気持ちが塞ぐ日々が続いたといいます。
何者かが元不倫相手を密告
「私に対する元不倫相手からの嫌がらせは、2か月ほど続きました。でも、あるときに元不倫相手の素行をよく思わない誰かが、元不倫相手の勤務先に不倫のことや、不倫をしていた男性の妻である私に嫌がらせを繰り返していることを連絡したようで。それをきっかけに状況が改善したんです。
元不倫相手の会社に誰が密告をしたのかは、今でもわかりません。ですが、厳しい社風の会社に勤務していた元不倫相手の女性は、この密告をきっかけに勤務先に居づらくなり、しばらくして退職したと聞いています。
ちょうどその頃から私への嫌がらせもピタリと収まり、不倫発覚から3か月ほどかかって、ようやく本当の意味で夫婦関係の修復をスタートさせることができました」
この出来事から1年以上が経つ今も、元不倫相手の勤務先に密告をしてくれた人が誰なのか、早紀さんはわからないそう。しかし「自分ではどうしようもできなくてとても苦しんでいたので、その人の行動に救われました」と話します。
現在は、夫との関係も良好で、当時の不倫を深く反省し、以前よりも家族思いの夫に変わったとのことでした。
第三者の行動によって、不倫が裁かれることもあるのでしょう。当人は「このくらいなら許されるはず」と暴走をしていても、世間の目が許さないこともあります。間違った行いは誰かが必ず見ているのかもしれません。
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