体調不良の妻を放置して不倫三昧… 夫に裏切られ続けた「30代妻の苦悩」【前編】
体調がすぐれない妻を置いて夜遊びに
愛美さん(仮名)は、30歳で7歳年上の夫と結婚。そして結婚1年目の終わり頃から、夫の不倫に苦しめられ続けたと言います。
「夫は社交的な性格で、結婚前から私とのデートよりも仲間との夜遊びを優先するタイプ。小さいながらも会社を経営していた夫は、『飲みに行くのも仕事のうちだから、うるさく言わないでくれ』とよく私に言っていましたね。でも、ただ飲みに行くだけにとどまらず、不倫をしていたとなれば話はまったく変わってくるじゃないですか。
当時の私には持病があり、月に何度かは寝込んでいました。そんな日にも夫は早く家に帰ってくることはなく、夜な夜な外食や夜遊びを楽しんでいたようです。
ある日、あまりにも家にいない夫に怒りが湧いてきて、こっそり夫のスマホを見ることに…。すると、ある女性と何年も付き合っていることがわかったのです」
自分が体調不良で苦しむ最中に夫は不倫相手の家に入り浸っていたと知り、夫のことが許せなくなったと振り返る愛美さん。すぐにでも離婚したいという思いに駆られたものの、体調が安定しないことへの不安もあり、「もう少し体調が安定してから離婚をしよう」と考えたそうです。
夫に不倫の事実を突きつけるも…
将来的に離婚を視野に入れているとはいえ、不倫の事実を知った以上、妻として見逃しておくわけにはいかないと考えた愛美さんは、不倫発覚からしばらくして夫に証拠を突きつけました。ところが、夫は開き直ったように不倫を正当化。そんな夫に愛美さんは、さらに不信感を募らせたとのこと…。
「不倫の証拠を突きつけても、夫は謝罪するどころか開き直って不倫を正当化したんです。『君は体調が悪いから夜の営みをするのはかわいそうだと思って、外で済ませてきている』と、それらしい言い訳を並べてきました。
でも、そんなのは夫の屁理屈で、私の体調が良いときでも夫が求めてくることはありませんでした。私の持病まで持ち出して自分の不倫を正当化する夫に対して、心の底から嫌悪感を抱きましたね。
そんな夫の態度を見て絶対に許せないと改めて思いましたし、いつか制裁を下して離婚しようと固く心に決めました」
それから2年の月日が経ち、愛美さんの病気は治療のかいがあって回復。夫は当時の不倫相手とはすでに別れていたものの、別の相手と不倫をしていたそうです。そして愛美さんは、ついに離婚へと動き出すことにしました。
不倫をする男性の中には、パートナーに不倫が知られたときに謝罪するどころか開き直る人もいるようです。諭したところで改心しない例も多いため、どこかで見切りをつける妻が多いのは仕方がないといえるでしょう。
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