大切な存在と気づきました…男性に聞いた「男女の友情は成立しない」と思った瞬間

文・沙木貴咲 — 2023.3.31
女性は相手の人となりを知ってから「好き」と思うことが多いので、友人や同僚を恋愛対象に見ますが、男性はどうなんでしょう? 男性が女友達や女性同僚を「好き」と思う瞬間を探ってみました。

「友だちの境界線」をキッチリ引くタイプかどうか?

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大前提として、男性は「友人や同僚を恋愛対象に見るタイプ」と「見ないタイプ」に分かれます。友情が愛情に変わらない男性は、どんなに長い時間を一緒に過ごしても、二人きりになってアプローチしても気持ちは変わらないでしょう。

「最初に『この人は友だち』と決めたら、その考えが変わることはない。いい人だとは思うけれど彼女にしたいとは考えない」(33歳男性・エンジニア)

一方で、カラダだけの関係の女性も友だちと考える男性がいます。また、何かの拍子に女友達を本気で好きになる人もいます。

「男友達の感覚で付き合う女友達はいない。男女の間に完全な友情は成立しないと思っている」(35歳男性・自営業)

もしあなたが友人や同僚を好きになったら、まず初めに彼がどっち派なのかを確かめることが大切です。「友だちを好きになったことある?」あるいは、「男女の友情ってあると思う?」という質問で彼の恋愛観が探れるはずです。

友達の境界線を越えるきっかけ

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友人や同僚を恋愛対象に見る男性はいつ、どんな場面で恋心を抱くのでしょうか? きっかけやシチュエーションを聞いてみました。

「付き合いが長いと、自分のことを誰よりも理解してくれていると気づく瞬間がある。2年くらい一緒に仕事をしていた同僚が、たくさん説明しなくても言いたいことを汲んでくれた時は『好きかも』と思った」(29歳男性・会社員)

「大学時代からよくつるんでいる女友達はとにかく居心地が良くて、学生時代も含めて俺のことを知っている女性はほかにいない。冷静になって考えたら友だち以上の存在に思えた」(31歳男性・販売)

友人としてすでに打ち解けているぶん、素の自分でリラックスできることが恋につながるのでしょう。また、久しぶりに会った女友達が大人の魅力を漂わせていて、一気にのめり込んだパターンもあるようです。

「新卒で同期だった子と3年ぶりに会ったら雰囲気が変わっていて、ひと目惚れしたことがある」(27歳男性・エンジニア)

一線を越えても恋が始まらないパターン

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男女の一線を越えれば友だちから恋人同士になれるかもしれませんが、肉体関係を持っても交際に至らないパターンがあります。

「お酒を飲んでなんとなくとか、どちらかが失恋して慰めて、という流れで女友達と肉体関係を持つことはある。でもその先には続きがない。ワンナイトで終わるか、それだけの関係になってしまう」(35歳男性・自営業)

その場の雰囲気で関係を持つことはあくまでアクシデントなのでしょうか。この男性は友人や同僚に本気になるケースはほとんどないと言います。
また、その理由は「友だちだからこそ本気になれない」とのこと。

「もともと友だちだから、何かの拍子に一線を越えてもやっぱり気まずい。あと、恋愛対象になるなら最初から彼女に狙うはずで、それをしないで友だち枠に入った時点で脈ナシ。本命にはなりにくい」

確かに、彼女にしたい・付き合いたいという気持ちがあれば、最初から恋人候補に見るでしょう。友だちや同僚としての関係が成立しているということは、肉体関係を持っても本気のお付き合いに発展する可能性は低いのかもしれません。

まずは相手の恋愛観を知るところから

初めにお伝えしたように、男性のなかには「友人は友人。恋愛対象に見ない」と考える人がいます。また、このタイプは価値観がひっくり返ることがないので、いったん友人・同僚としての関係が成立すれば恋人同士になるのは難しいはずです。

気になる彼と一歩踏み込んだ関係になれるかどうかは、まずそこを確認することから始めると良さそうです。
彼本人に質問したり、彼の知人にそれとなく聞いたりするといいでしょう。恋を進めていいのか、どうアプローチすればいいのかが見えてくるはずです。


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