夜の営み以外は無関心な夫… 壮絶な結婚生活に耐えかねた「30代妻がとった最後の手段」【前編】

会話は夜の営みについてだけ…地獄の結婚生活を送る女性の行動が変化したきっかけ【前編】

文・並木まき — 2024.5.7
結婚後に「こんな夫だとは思わなかった…」と、絶望的な気持ちになる妻もいるようです。今回は、夜の営み以外にはまったく関心を示さない夫との結婚生活に悩んだ30代妻のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。

続きを読む

結婚してから豹変した夫にうんざり

佳奈さん(仮名)は、3歳年上の夫と交際1年で結婚。交際中には「思いやりのある男性」だと思っていたものの、結婚してから夫の態度が豹変し、想像とはまったく異なる結婚生活を送ることになったそうです。

「付き合っているときは私の話もよく聞いてくれたし仕事の相談にも乗ってくれていました。それが結婚してからというもの、私が何かを話しかけても無視または『ふーん』とつまらなそうに言うだけ。帰宅を知らせるLINEも毎日『今から帰る』という定型文を送ってくるだけで、その他のメッセージは一切なし。なんだかロボットと結婚したような気持ちになりました。

それなのに夜の生活にだけはとても熱心で、週に3~5回は求められて…。夫婦としてのコミュニケーションが夜の生活だけで、そのほかのコミュニケーションはゼロというおかしな夫婦関係でしたね」

家庭内の問題にも無関心な夫… 妻が限界に達した出来事とは

あるとき、義母が骨折をしてしまい看病が必要になったことから佳奈さんが仕事を減らして義実家に通うようになったのだそう。義母が仕事を休まなくてはならなくなったこともあって入院費や治療費のことで義実家が苦労していて、佳奈さん夫婦にお金を貸して欲しいという話が出たといいます。しかしそのときも夫は想像を超えるほど無関心だったそうで…。

「うちだって裕福ではないし、毎月生活はカツカツ。でも“義実家が困っているならなんとかしないと…”という思いがありました。それなのに、夫にその話をしても『ふーん』という返事が返ってくるだけ。自分の親の話なのに、無関心なんです。意見も言わないし、とにかく『ふーん』の一言だけ。
そのときに私のなかで何かが壊れ『この夫とは、もうやっていけないかもしれない』と思いました」

その日の夜も、夫は熱心に夜の生活に誘ってきたそうですが、佳奈さんは断固として拒否したのだそう。その日を境に、佳奈さんは夫の求めに応じたくない気持ちが強くなり、その日以降は夫から誘われても拒否することが増えたと言います。
すると、夫の様子がだんだんとおかしくなり、夫婦仲はとんでもない方向へと進んでいくことになりました。


結婚してから豹変した夫へ佳奈さんが「下した決断」とは… 後編に続きます



結婚する前には想像もできなかった本性が結婚後に発覚する人もいるようです。そんな人を結婚相手に選んでしまったら、自分の力だけではどうしようもできず途方に暮れることになるかもしれません。結婚前に相手を見極めるとしても限界があるので、佳奈さんのように予想外の事態に見舞われると苦労が耐えない結婚生活となるのでしょう。

©prpicturesproduction/Five/gettyimages