夫が社内で女性を口説き… 不倫夫に人生を狂わされた「31歳女性の末路」【後編】
元同僚が教えてくれた真実
「夫のLINEを覗くことができたのは、トイレに行っている間だけだったので、そこまで多くの情報を得ることができませんでした。なので、不倫の事実を確定するには不十分で、すぐに夫を問い詰めることはしませんでした。
いったん気持ちを抑えて冷静になり頭を整理したら、夫の不倫相手はおそらく職場の女性だろうと見当がついたのです。そして私は、まだ職場に残っているかつての同僚と連絡を取り、久しぶりに会う約束をしました。
事情を説明すると、“実は……”と口を開き、“そういう噂は聞いたことがある”と教えてくれたんです」
不倫相手の正体
「夫と関係があると噂されている女性の名は、安祐美(仮名)。1年ほど前に中途採用で入社した女性ということでした。
そこから私は、不倫相手の女性をSNSで検索。チャンスさえあれば、夫のスマホを覗いて、不倫の証拠を集めました。
するとしばらくして、元同僚から連絡が入りました。不倫相手と思われる安祐美は、インスタの裏アカを持っていると。そこで限定公開しているストーリーを見つけ、それをスクショしたものが送られてきました。
そこには、小さな男の子と触れ合っている、安祐美と思われる女性が写っていました。“いとこの子ども”とコメントが添えられているのですが、驚くことにその男の子は、2歳になる私の息子だったのです……」
女は息子に頬ずりしながら…
「女性は息子を抱き寄せ、頬ずりをするような恰好をしていました。対して息子は、ポカンとした表情。それを見て、私は愕然としましたね。
ようするに夫は、私に友だちと食事に出かけるように勧めておきながら、そのあいだに息子を連れて不倫相手と会っていたということです。
その夜、ついに私は夫に不倫の件を追求しました。最初はとぼけるような素振りを見せていましたが、証拠として残していたLINEのやりとりやインスタの写真を突きつけると、素直にすべて白状しました」
社内不倫の結末は…
「そこからはもう、離婚へと一気に話が進んでいきました。とりあえず私は、息子を連れて実家に戻りました。
慰謝料の件などがすべて片付いてから、職に就き、今はその職場の近くにマンションを借りて住んでいます。
元同僚によると、不倫相手の女性は不倫が社内にバレたことで居場所がなくなり退職をしたそう。
夫はというと、地方の支社へと飛ばされてしまいました。息子に会えるのは、1か月に1回の面会のみ。会うたびに、泣いているという話だけ聞いています」
“子煩悩な夫に裏切られた女性の告白”をご紹介しました。
夫としては、溺愛していた我が子を手放すことになってしまったわけですから、さぞかし辛いのでしょう。しかしその原因は、自らの過ちによるもの。これからも子どもと面会するたびに、後悔を積み重ねていくのでしょう。不倫をしたことで、愛していた家族を失う人はたくさんいます。不倫には決して手を出してはいけませんね。
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