嫉妬させてもムダ…! 男性が追いかけたくなる「愛され女性の新定義」

文・沙木貴咲 — 2022.5.29
「嫉妬させて追わせる」という恋のテクニックは王道ですが、本当に効果的なんでしょうか? モテアピールに対する男性の本音を探ってみました。

嫉妬させようとするとバレてしまう

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「いいな」と思うのに積極的になってくれない男性がいたとして、ほかの男性を匂わせることはあまり効果的ではないでしょう。「取られたくない」とやる気を出してくれるパターンもありますが、そこまで思っているなら嫉妬させるまでもなく口説いてくるはずです。

積極的に口説いてこないのは、男性の中で「この女性でいいのかな」という迷いがあるからで、決定打に欠ける状況だといえます。気持ちが最高潮まで高まっていないんですね。

そんな心境の男性は冷静さを残しているので、追わせるためのモテアピールは魂胆がすぐバレてしまいます。「嫉妬心をあおろうとしている」と、逆に良くない印象を与えるでしょう。

「マッチングアプリで知り合った人との初デートで、ほかの男性からも誘われていると言われると萎える。『じゃあいいです』と思ってしまう」(32歳男性・会社員)

この男性は、目の前に自分がいるのにほかの男性の話をすることがそもそも理解できないと言っていました。

モテアピールは非モテアピール⁉

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「モテるというアピールは非モテがすることだと思う」(27歳男性・自営業)

こちらの男性はかなり冷静に女性のモテアピールを観察していて、「ほかの人から誘われている」「たくさんLINEしてくる人がいて困る」とわかりやすい主張をする人ほど、実際にはモテていないと言います。

モテアピール自体を否定するわけではないものの、「するならもっと効果的な言い方があるはず」とのこと。

「たとえば、デートの日程を決めるときに『いつでもいい』じゃなく、候補がひとつかふたつしか上がってこなくて『それ以外はちょっと……』と言われると、簡単には会えない人だとわかって希少価値が上がる」

モテアピールというより、みんなから愛され求められている人とわかると興味が増すようです。それまであまり関心がなかったとしても、急に「どんな人なんだろう?」と相手のことを知りたくなるんだとか。

モテアピールが効くシチュエーション

モテアピールは誰がやってもうまくいくものではないでしょうし、言い方やシチュエーションも選んだほうがいいということで、嫉妬させて追わせるテクニックは雑に使うと自爆するかもしれません。

「明らかにモテそうな女性が言うならわかるけれど、でもモテると自慢されれば、それはそれで鼻につくかも」(32歳男性・会社員)

確かに。ほかの人に誘われているとは、つまり自慢なので、そもそも耳障りが良い話ではないのです。

たとえば、ほぼ両想いが確定しているのに男性が奥手だとか、仲良くなったはずの男性が自分と誰かを両天秤にかけているなど、特定のシチュエーションでは効果的かもしれませんが、それ以外ではゲンナリされるだけでしょう。
嫉妬させて追わせるアプローチは、むしろしないほうがうまくいくはずです。

どうすれば彼は追ってくる?

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男性が追いかけたくなる女性とは、“自発光しているタイプ”です。夢中になれるものを持っていていつも充実した表情を見せるとか、男性に媚びるのではなく自分のためにキレイになろうとするなど、自ら輝きを発している女性が魅力的と思われます。

ひと昔前は「嫉妬させて追わせる」が使えるテクニックだったかもしれませんが、今はちょっと事情が変わっているでしょう。相手の気を惹くための小手先テクとして、男性もすぐ気づいてしまいます。

使うなら自分なりに工夫する必要がありますし、使わないで済むならほかのアプローチを試すのが良さそうです。


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