自らホテルに誘ってしまい… 33歳妻が旅行先で堕ちた「1度きりの不倫体験」【前編】

文・塚田牧夫 — 2022.4.30
春になり行楽シーズンを迎えたこの時期、旅行の予定がある人も多いかもしれませんね。また、出かけた先で新たな出会いに恵まれる場合もあるでしょう。瑛子さん(仮名・33歳)は以前、旅行先で知り合った男性とあろうことか不倫関係に堕ちてしまったそう。そこに至るまでにどんな経緯があったのか、彼女に詳しく話をうかがいました。

一人で福岡へ行くことに

「私には、学生時代から付き合いのある由美(仮名)という親友がいます。由美は結婚後、夫の地元である福岡に行き、東京を離れてしまいました。

そんな由美が4年ほど前の年明けに、子どもを出産。由美からその知らせを聞いた私はお祝いもかねて、由美にとても会いたくなりました。

そこで、その年のゴールデンウィークに由美のいる福岡に遊びに行くことにしたんです。その際、夫も誘ったんですが、仕事が入っていたため断念。私一人で福岡へ向かいました。一人旅は今までほとんどしたことがなかったので、ちょっとドキドキでしたね」

電車に乗ったところまでは良かったが…

「由美の子どもは、由美によく似ていて、とても可愛いかったです。抱かせてもらうと小さくて温かくて、幸せな気持ちになりました。私も“子どもが欲しいな…”と思いましたね。

また、由美の夫はお酒が大好きで、私もお酒が好きなため、由美の家でたくさんお酒をすすめられたんですね。そこで、つい調子にのってガブガブと飲んでしまいました。

すると、だいぶ酔ってしまい…。二人からは泊まっていくように言われたのですが、生まれたばかりの子どもがいる由美の家で長居するのは悪いなと思い、私は予約していたホテルに戻ることに。

その後、由美の家の近くの駅まで送ってもらい、お別れをして電車に乗ったところまでは良かったんですが…」

知らない場所で目が覚めて

「私は電車のなかでつい眠ってしまったんです。目を開けるとそこは全く知らない場所で、辺りは当然のごとく真っ暗。どうやら乗り過ごした結果、その路線の終着駅にまで行ってしまったようでした。

さらに、時刻は23時半を過ぎていて、予約していたホテルがある駅に向かう電車は既に終了。

終電もなく心細くなっていた私は電車を降りてウロウロしていると、私と同じようにあたふたしている男性を見つけました。“もしかしてこの人も乗り過ごしたのでは…”と思い、声をかけると予想通り。

そのとき、私は心強い味方を得たような気分になりました。また、よくよく話してみると、私の予約していたホテルはその男性の住んでいる場所からそんなに離れていないことが判明。そこで、タクシーに一緒に乗ることにしたんです」

たった1度きりの不倫

「タクシーのなかで、いろいろとその男性と話をしました。男性の名は、北条さん(仮名)。私よりも年齢は1つ下で独身。仕事は、家具の販売をしているとのこと。旅先で一人になり心細かっただけに、私は彼にすごく親近感が湧いていたんです。

タクシーに乗って1時間ほどが経過した頃、ようやく街の明かりが見えてきました。そこで、お互いに名残惜しく感じたのでしょう。“せっかくだから、少しどこかでお酒を飲もう”ということになったんです。

ただ、そんな時間にやっているお店は見つからず…。そこで咄嗟に私は、“近くのホテルで飲み直しませんか?”と彼を自らホテルへと誘ってしまったんです。

そして、“1度だけ”という思いで、そこで彼と関係を結んでしまい…。ただ、彼とはそれ以来会うことはないと思っていたので、そのときはあまり罪悪感を抱きませんでした」


彼女がその後迎えた「まさかの結末」とは… 後編に続きます



“旅行先で出会った男性と不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。

旅行にはハプニングがつきもの。心細くなったときに、近くにいる人を頼ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、だからといって不倫していいわけではありません。近い将来、軽い気持ちで不倫に手を出してしまったことを、きっと後悔することになるでしょう。

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