ハダカのコクハク【Epi10-2】「大きいアレ、小さいアレ」

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Pink eye’s

コンドームとオーガズム

コンドームを使わなかったとき、初めてオーガズムを迎えたというリリさんの話を聞いて、ナマでのセックスを試したい気持ちになった人もいるかもしれません。

でも、ちょ~っと待ってね。

これまでにも伝えてきたけれど、快感の絶頂・オーガズムは、妊娠のための反応ともいわれていますから、気軽にナマでセックスをするのは危険です。妊娠したら困る状況にいるなら、ちゃんとコンドームを使いましょうね。

確かに、コンドームが合わない女性もいます。つけるとひっかかる感じがしたり、かゆかったり、痛かったり。というのも、コンドームは天然ゴムで作られているので、アレルギー反応が起きることがあるのです。

そういう方には、ゴム製ではないコンドームがおすすめ。有名なのは、ポリウレタン製。最近では、イソプレンラバーという新素材のものも誕生していますので、試してみてください。

また、コンドームが、必ずしもオーガズムを邪魔しているわけではありません。むしろ、コンドームを使った「妊娠しない」と状態でないと、安心して気持ちよくなれない女性は少なくありません。
 
また、男性でも「ナマじゃないとイケない」という人もいます。そりゃそうですよ。精子たちは、全力で子宮奥に行きたいんだもの。それが精子たちの目的だもの。コンドームという壁があってゴミ箱に捨てられると分かっていたら、外に出たいと思うわけがないです。

だから、ナマでやりたがる男性には「ナマってことは、子供を作るってこと?」と確認し、精子たちの気持ちを分からせてあげる必要があります。それでも「外で出すから」と言う男なら、「私の卵子は、たとえ一匹の精子でも捕まえる!」と、あなたの卵子の強烈さを伝えてあげましょう。

イケないとき、悪者にされがちなコンドームですが、「イク」ことの目的を、今一度考えてみてくださいね。

イクと困ることがあるから、コンドームが生まれたんですよ。