永島優美アナ「誰よりも笑顔のパワーを知っているつもり」“朝の顔”として心がけていること

2022.9.10
私たちに一日のスタートを告げてくれる朝の情報番組。生放送というプレッシャーの中、さまざまな話題、そして笑顔を届けるフジテレビ永島優美アナウンサーの人柄に迫ります。

その人の人間性は声に乗る。だから優しい人でありたい。

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フジテレビ社内で行われたこの撮影中も、先輩アナから社員食堂のスタッフ、外部の配達員に至るまで、すれ違う人々すべてに明るく声をかけ、相手を朗らかな笑顔に変えていく永島優美アナウンサー。そんな姿からも、テレビとまるで変わらない、永島アナの温かな人柄が伝わってくる。

「いえいえ、とんでもないです(笑)。ただ、挨拶をしっかりすることと、相手の目を見て話すことは、幼い頃から両親に口すっぱく言われてきたんです。あと、中学からチアリーディングをやっていたので、誰よりも笑顔のパワーを知っているつもりですし、どんな状況でも、その場を笑顔で盛り上げることは、自然と身についているのかもしれません」

挨拶や笑顔だけでなく、アナウンサーという職業柄、選ぶ言葉にも配慮が行き届いている。

「言い回し一つをとっても、自分の言葉で誰かを傷つけるようなことがあってはならないということは、いつも考えながら話しています。たくさんの方が見てくださっているテレビの中では、それはなおさら。バラエティ番組では、台本に“永島から強めのツッコミを入れる”みたいなことが書かれていることもあって、入社3年目くらいまでは、それをそのままやることが正解だと思っていたんです。でも、言ってから後悔してしまうことも多くて…。そんな時、『めざましテレビ』のメインキャスターのバトンを加藤綾子アナウンサーから受け取り、自分の言葉への責任感がさらに増したことで、そういう時は制作の意図を汲み取りつつ、もう少しマイルドな表現にしてもいいですかと、事前に相談をするようになりました。自分の気持ちに嘘をつかず、でもその場をきちんと盛り上げられるような言葉を発していけたらいいなと常に思っています」

現在は情報番組『めざまし8』のメインキャスターを務める永島アナ。フジテレビの朝の顔として、心がけていることとは。

「毎朝変わらず元気に、その場所にいることが大前提なので、まずは体調管理が第一。あとは、見ていて気持ちいいと感じるスタジオの雰囲気作りを意識しています。やはりその場の空気感は見ている方にも伝わると思うので、ゲストやコメンテーターの方が気持ちよく話せるように、CM中にも積極的にコミュニケーションをとって場を温めるようにしたり。それから、朝は“ながら見”をしている方も多いと思うので、聞き取りやすいよう、ゆっくり、はっきり話すことを心がけていますね」

また、永島アナの優しく、まろやかな声に癒されている人も多い。

「抑揚をつけないとか、高くなりすぎないとか、基本的なことはもちろんのこと、声にもその人の人間性のようなものが乗るのだろうなと、この仕事をしていると感じるので、まずは優しい人でありたいなと常に思っています」

永島アナといえば、番組内でも度々披露されるキレッキレのダンスが印象的。ユーチューブの「めざましテレビチャンネル」で公開されている動画「BTSのDynamite踊ってみた」は912万回再生を突破。コメント欄にも絶賛の声が多数寄せられている。

「私もこんなに反響があるとは思っていなかったのですが、見ている方に“元気をもらえました”とか、“見ていて楽しいです”と、言っていただくことがすごく嬉しくて。今は見ている方に少しでも元気になってもらえたらいいなという思いで、とにかく自分が心から楽しんで、思いっきり踊ることを大事にしています。これからも踊らせていただく機会があれば、入社当時から掲げている“やるなら本気でやる”をモットーに、全力で楽しみたいです(笑)」

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ながしま・ゆうみ 1991年11月23日生まれ、兵庫県出身。フジテレビアナウンサー。メインキャスターを務める『めざまし8』が毎週月~金曜8:00~放送中。『ジャンクSPORTS』(毎週日曜19:00~)や『FNS歌謡祭』も担当。

※『anan』2022年9月14日号より。写真・魵澤和之(まきうらオフィス) 取材、文・菅野綾子

(by anan編集部)