使う感覚を共有することで関係性もいっそう深まる。
ともにシェアハウス経験者であるお二人が語る、実体験に基づいたシェアビューティの魅力とは?
イワクラ(以下I):芸人仲間とシェアハウスをしていた頃は私が日用品を買って、シャンプーやボディケアアイテムを共有していたんです。みんな全然保湿とかしないから、足にヒビとか入ってて…。“お客様の前に出るのに汚くしてたらいかんやろ”と腹が立って、半ば強制的に使わせてました。
大津(以下O):そうなんや。俺も昔一緒に住んでいた奴は美容にまったく興味ない奴やったな。俺の化粧品でもなんでも全然使ってくれて構わなかったんだけど、本人はケアする気がまるでなくて。
I:人が綺麗になっていくのを見るのって、テンション上がるじゃないですか。(ママタルト・大鶴)肥満くんなんて体がでっかくてボディクリームもめっちゃ使うんですけど、“使いすぎ!”とは思わないし、しっとりしてくれてる方が私としては嬉しい。どんどん使ってくれることで新しい商品が試せるし、ちょっと高めのものでもみんなで割り勘すると手が出しやすくなるのも嬉しかったですね。
O:俺も基本的にみんなに幸せになってほしいタイプだから、イワクラちゃんの気持ちわかるわ。彼女がいた頃は、部屋着でもスキンケアでもなんでもシェアしてたしな。ただ、メイク系は今まで共有したことなかったから、今回の撮影は楽しかったなぁ。
I:女の子同士でのお揃いはあったけど、男女では初めてだったからアガった~。私、“可愛い”っていう感覚を共有できる人と仲良くなることが多いんですよ。
O:わかる。俺らも“一緒にショッピング行こう”ってなったしな。
I:そうですね(棒読み)。別にいつもの大津さんとは行きたいと思わないけど(笑)、シンクロメイクの大津さんとはどっかにお出かけしたいかもって思いました。
O:イワクラちゃんは普段も可愛いけど、今日は一緒のメイクをしていることで近さを感じたからか、魅力がより増した感じがしたわ。
I:あざっす。ちなみに私、香りのお揃いも好きなんですよ。自分から匂わなくなってきた時に、相手からふわっと香ったら“同じ匂いだ、落ち着く~”ってなります。
O:ボディクリームとかヘアオイルとかだとシェアしやすいかもな。俺は香りにこだわりがあって、まず消臭を完璧にしてから芳香ものをプラスしてる。柔軟剤とかで香りをつけても至近距離になると部屋干しのニオイがしたりするけど、「ワイドハイターPRO 抗菌リキッド」っていう漂白剤で洗うと一切せえへんくなるから。
I:その情報、ありがたいな~。
O:情報のシェアも大事やからな。女性は美容にこだわりを持っている人も多いから、相手から聞かれない限りは口出しはせえへんけど。
I:ハイ、質問! 私よく化粧したまま寝ちゃうんですけど、オススメの洗顔料ってありますか?
O:それはよくないなぁ。ケアしとかんと一気にくるから。でも俺自身は洗顔料って大したもの使ってないのよ。それよりクレンジングオイルをちゃんと乳化させたり、洗顔料をしっかり泡立てて、毎回きちんと落とすことが大事。俺は絶対風呂に入らんと寝ないからな。
I:うわー、尊敬!
O:小学校1年生の頃から、一回も風呂に入らずに寝てない。
I:すげ~。そういえば毛穴ピーリングの美顔器を買ったんですよ。(オズワルド)伊藤(俊介)くんの毛穴がめっちゃ汚いから、無理やりやっちゃおうと思ってて…。
O:伊藤くん毛穴汚いんや(笑)。俺が毛穴対策を教えに行ったるわ。
I:助かるけど、家に来るのか~。
O:行かなできんやろ、任して!!
(写真左)イワクラ お笑いコンビ・蛙亭のメンバー。目下美容の勉強中で、明るい色みのカラーメイクに興味あり。「シェアビューティのレベルはまだ30くらいかな。コンビ間では、相方が女性を演じる時にリップを貸したりはします」
ニット¥9,900 キャミワンピース¥14,300 中に着たロンT¥6,050 靴¥15,400(以上アーバンリサーチ/アーバンリサーチ ルミネ新宿店 TEL:050・2017・9004) リング¥33,000(ルフェール/ワームス ルミネ新宿店 TEL:070・4405・5705)
(写真右)おおつ・ひろつぐ お笑いコンビ・きつねのメンバー。「シェアビューティのレベルは、MAXが100とすると70。メイクを共有しはじめたら100になると思う」。ビタミンC系の化粧水はシェアにオススメだそう。
カーディガン¥46,200(キャバン/キャバン 代官山店 TEL:03・5489・5101) 靴¥127,600(レユッカス × アーバンリサーチ/アーバンリサーチ ルミネ新宿店) リング¥33,000(プリュイ/プリュイ トウキョウ TEL:03・6450・5777) その他はスタイリスト私物
※『anan』2022年9月7日号より。写真・三宮幹史(TRIVAL) スタイリスト・井田正明 ヘア&メイク・坂西 透 取材、文・真島絵麻里
(by anan編集部)