佐野勇斗「増量と減量の両方をやってみて、増量のほうが大変でした」 肉体改造秘話

ビューティ
2022.07.18
陸上自衛隊を舞台に青年たちの成長を描くドラマ『テッパチ!』に出演する佐野勇斗さんが役作りのため、徹底的にボディメイク! ハードなカラダ作りの裏側に迫ります。
sano

『ドラゴン桜』『TOKYO MER~走る緊急救命室~』など、話題のドラマに立て続けに出演する佐野勇斗さん。最新出演作『テッパチ!』では、自衛官候補生を演じるため肉体改造に取り組み、精悍な印象に。

「ananさんでは、事務所の先輩の横浜流星くんが腹筋を見せていてカッコいいと思っていたので、僕の写真もいい感じに選んでいただけたら(笑)」

そう冗談めかすが、腹筋はキレイに割れ、上半身は全体的に厚みを増した。そんな一目瞭然の美しい肉体を、1か月半という短期間で作り上げたというから驚き!

「筋トレって本当は筋肉を回復させるために、数日あけてからやったほうがいいんですけど、今回は急ピッチでやらないといけなかったので、ほぼ毎日ジムに行ってパーソナルトレーニングを受けていました。重点的にやったのは胸と肩まわり。1日1部位に集中して、とにかく追い込みましたね。自信があるのは、お尻! というのは冗談で腹筋です」

トレーニングで大事にしていたのは、限界までやり切ること。

「筋トレは『これ以上はもう絶対に上げられない!』となる直前の“もう1回”が、本当に大事です。その1回をやったからといって、いきなり筋肉がボンッとつくわけではないし、言ってしまえば気持ちの問題なんですけど、ボディメイクは、その一回一回、一日一日の積み重ねだと実感しましたね」

2年前からつけているという日記に、トレーニングについて書き留めた日もあったと振り返る。

「自分は未熟だなって日々思うんですけど、日記に書く内容も『もっと深くお芝居を考えなきゃ』とか『(一緒に活動するM!LKの)メンバーにちょっと強く言ってしまった』とか、8割が反省で…。でも、筋トレに関しては『最後まで踏ん張れてよかった』とか、結構自分を褒められたんです。ムキムキでカッコいい韓国の役者さんのようなカラダを目指して、筋トレは続けていくつもりです」

筋トレ自体より大変だったのは、筋肉をつける前の増量だったそう。

「だいたい4時間おきに1日5食食べて、60kgから70kgに増やしました。とにかく太るために、朝起きたらまず炭水化物食べなきゃみたいな(笑)。春まで放送していた『真犯人フラグ』が精神的に追い込まれる役だったので、断食とかで体重を落としたんですけど、増量と減量の両方をやってみて、増量のほうが大変でしたね。よくデリバリーして食べていたのは、五穀米に鶏ももと野菜のセット。逆に、食べないようにしていたのは、ハンバーガーとポテト。大好きなんですけど、トレーナーさんにあまりよくないと言われて、ドラマがクランクアップするまではなるべく我慢!」

ボディメイクのモチベーションを高めてくれたのは、ドラマの主演を務め、佐野さんとバディを組む町田啓太さんの存在だった。

「クランクイン前、町田さんが相当仕上げてらっしゃると聞いたので、僕もバディとして頑張らなきゃって、やる気にさせてもらいました。現場でも、実際の駐屯地を撮影に使わせていただいているんですが、そこの武道場に置いてあるダンベルやバーベルを見た町田さんが『やろうよ!』って声を掛けてくれたり、座長として引っ張ってくださっています。もちろんお芝居の面でも、自然なバディ感を出すためにアドリブをたくさんしてくれるんです。僕は家で台詞をガチガチに固めるタイプなので、内心ドキドキなんですけど(笑)」

町田さん演じる国生は、工事現場の仕事をクビになり、やけっぱちになって陸上自衛隊の候補生に。佐野さんは、学生時代に熱中したトランペットを自衛隊音楽隊で吹く夢を叶えるために入隊する馬場良成を演じる。

「年齢を重ねていくと『人生、こんなものか』って諦めてしまいがちですけど人生は一度きり。まだまだ自分にも何かできると勇気をもらえる物語です。鍛えたカラダを披露するシーンもいっぱいあるので(笑)、注目してください!」

sano

『テッパチ!』 陸上自衛官を目指す若者たちの苦悩と奮闘を描く熱血青春ドラマ。実際の車両やヘリコプターを使ったシーンは臨場感たっぷり。タイトルは、自衛官の身を守る鉄帽を意味する。毎週水曜22時~フジテレビ系にて放送中。

さの・はやと 1998年3月23日生まれ、愛知県出身。2015年、俳優デビュー。『TOKYO MER~走る緊急救命室~』『真犯人フラグ』と話題作に出演。『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』が来年公開。

シャツ¥145,200 パンツ¥129,800 ブーツ¥148,500(以上ボッテガ・ヴェネタ/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン TEL:0120・60・1966)

※『anan』2022年7月20日号より。写真・内田紘倫(The VOICE) スタイリスト・伊藤省吾(sitor) ヘア&メイク・望月 光 取材、文・小泉咲子

(by anan編集部)

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