U‐25、麗しの演技ドル
“演技ドル”とは、演技ができるアイドルを意味する韓国語の造語。本人にとっては活躍の場が増え、グループの知名度もアップしていいコトずくめ!
ロウン(SF9)
KBS演技大賞で3冠に輝く!
デビュー時、平均身長180cm超えで話題を呼んだアイドルグループ・SF9。そのなかでも、ロウンの身長190cmはK‐POP界最高といわれる。「甘い顔で表情も愛らしく、ロウンはもはや“ヒロイン”。振り切った演技も好感度大!」(渥美さん)。
→ロウンが見られるのは『恋慕』 朝鮮王朝時代、王位継承者だった双子の兄の死により、男装して皇太子となったフィ(パク・ウンビン)。明で医学を学び戻ってきたジウン(ロウン)はフィの初恋相手で、師匠として支えながら、好きに…。Netflix シリーズ『恋慕』独占配信中。
チャウヌ(ASTRO)
“顔天才”と呼ばれるのも納得の美貌。
ASTROメンバーとしてデビューしてほどなく、その超絶的に美しく、小さな顔から“顔天才”という呼び名がつく。「いるだけで絵になって、シーンを成立させてしまうビジュアル! 笑顔も真剣な顔も、いつまでも眺めていられます」(松元さん)。
→チャウヌを見られるのは『女神降臨』 地味でいじめられていたジュギョン(ムン・ガヨン)がメイクで大変身。女神になって転校した先で、イケメンで秀才のスホ(チャウヌ)と強面だが心優しいソジュン(ファン・イニョプ)と三角関係を繰り広げる。U‐NEXTで独占配信中。
©STUDIO DRAGON CORPORATION
セクシーな大人の男
今、韓国ドラマ界を熱くさせるのは、30代の色気と悪役もこなせる演技力を兼ね備えたこの2人。渋みも増して、ますます目が離せなくなりそう!
ジュノ(2PM)
除隊後初主演作が韓国で大ヒットを記録。
アイドルとして一時代を築き、演技ドル期の活躍を経て名優へと成長。「質の高いドラマに出演して実力を磨いてきたジュノ。ずいぶん前からその演技力の高さは、韓国クリエイターの間で話題の的でした」(渥美さん)。
→ジュノが見られるのは『赤い袖先(原題)』 名君イ・サン(ジュノ)と、女官のソン・ドクイム(イ・セヨン)の切ない愛を描いた宮廷ロマンス。本作でジュノは百想芸術大賞テレビ部門男性最優秀演技賞を受賞。KNTVにて、6月26日より毎週日曜14:00~2話連続でアンコール放送がスタート。
©2021MBC
アン・ボヒョン
『梨泰院クラス』で一躍人気俳優の仲間入り。
バイトして、演技学校に通った苦労人。26歳という遅い俳優デビューだったが、『梨泰院クラス』の敵役で一躍脚光を浴びる。「ボクシングで鍛えた体がオーラを放つ『梨泰院クラス』での悪役も、『ユミの細胞たち』のような愛らしい役もできるのは演技力がある証拠!」(渥美さん)。
→アン・ボヒョンが見られるのは『ユミの細胞たち』 キム・ゴウン演じる会社員のユミとアン・ボヒョン演じるゲーム開発者の恋愛ドラマ。キャラクターの心情をCGで表現して実写に融合させている。Prime Videoにて独占配信中。
©STUDIO DRAGON CORPORATION
ネクストブレイク注目株
ドラマを輝かせるのは主役だけにあらず! ヒットドラマの2番手、3番手は次なるスターの宝庫。今からチェックしておいて損はなし!
ロモン
話題のサバイバルホラーで人気を獲得。
ウズベキスタン出身で、中国Webドラマへの出演経験もある。「学校イチのイケメンポジションがぴったりで、私は“第二のソン・ガン”だと見ています」(松元さん)。
→ロモンが見られるのは『今、私たちの学校は…』 世界29か国で1位を獲得した大ヒット作。ウイルスがまん延した高校に閉じ込められた生徒たちは、修羅場を生き抜くために戦う。単なる学園ゾンビモノにとどまらず、子どもの抱える闇や保身に走る大人など社会風刺も盛り込まれており見応え十分。Netflixシリーズ『今、私たちの学校は…』独占配信中。
キム・ミンギュ
2番手で結果を出した今、求ム主演作!
2013年にデビューして以来、着実にキャリアを積み、『社内お見合い』の社長秘書役で脚光を浴びる。途中で眼鏡を外す“眼鏡キス”で沼落ちする人が続出。「社長を陰で支える秘書として、存在感を消すところはちゃんと消せるのがすごいと思いました。スーツを脱ぐと、見事な逆三角形の上半身が露わになって、トレーニングシーンは毎回ドキドキ! 歌が上手いことでも知られていて、あの優しい声は俳優さんとしても大きな武器!」(松元さん)。
→キム・ミンギュが見られるのは『社内お見合い』 断る前提で、社長令嬢の親友の代理でお見合いをしたシン・ハリ(キム・セジョン)。その相手は、自分が勤める会社のCEOのカン・テムだった。彼は結婚を望む祖父の手前、ハリに契約恋愛を持ちかけ、お金に困っていたハリは申し出を受け入れる。Netflixシリーズ『社内お見合い』独占配信中。
©Everett Collection/アフロ
渥美志保さん 映画ライター。釜山国際映画祭取材をライフワークに多くの俳優を取材。著書に、韓ドラの知識と愛を詰め込んだ『大人もハマる! 韓国ドラマ推しの50本』(大月書店)。
松元絵里花さん モデル、『王様のブランチ』(TBS)レギュラーレポーター。『トッケビ』から韓国ドラマの虜に。推し俳優は、同ドラマや『D.P. ‐脱走兵追跡官‐』に出演するチョン・ヘイン。
※『anan』2022年6月22日号より。取材、文・小泉咲子
(by anan編集部)