優木まおみ、40代2児の母に それでも“美ボディ”の秘密

エンタメ
2021.10.09
いまの時代を軽やかに、自分らしく“すっぴん”マインドで…。そんな生き方をする人に贈る、anan×SENKA「すっぴん BEAUTY AWARD」。ボディメイク賞を受賞したのは、タレント、モデル、身体美容家の優木まおみさんです。

選考理由:オリジナルのメソッド“マオビクス”が、自宅でも簡単にできると話題になっている優木まおみさん。40代にして、圧巻の美ボディを保つ、素の力に注目!

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諦めていることでもやってみるとできる。

――20代の頃からモデルやタレントとして幅広く活躍してきた優木まおみさん。結婚して2児の母になった今、ピラティスインストラクターの資格を取得し、独自のメソッド“マオビクス”を開発するなど新たな才能を見せている。しかし、今にたどり着くには、たくさんの壁にぶつかり悩んだという。

「1度目の出産は34歳。独身時代に寝不足になるほどいろんな仕事をいただいていた自分に未練があり、産後すぐに最前線に戻りたくて過度なダイエットで12kg減量。何も変わっていませんよ、みたいな顔をして仕事に復帰しました。華やかな現場に行くと気持ちは上がるけど、実際は育児の合間を縫って仕事をするのに必死で。37歳の2度目の出産後、4年でこんなに違うのかってぐらい体調が悪くなり、体型はさらに崩れました。落ち込みながら育児と仕事の両立に悩み、精神的にもボロボロになってしまったんです」

――そんなとき、たまたま通りすがりに見つけたのがピラティス教室。「まるで命乞いをするかのように」その門を叩いたそう。

「小学生の頃から体が硬かったんですが、ピラティスを始めて3~4か月で、前屈で手のひらが床につくようになって。“私は体が硬い人”というのは固定観念だったと、初めて気づきました。変えられないと諦めていることや、これ苦手、できない、と思っていることも実はやってみるとできるかもしれないと思えたんです」

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――ピラティスにのめり込み、骨や筋肉の歪みがなくなると体のラインはみるみる整い、そのうち心にも余裕が生まれてきたそう。

「“健全な体に健全な心が宿る”というピラティスの精神は、本当にその通りだなぁと。若い頃はすぐに人と比べて、あの人に負けてる、なんで? 羨ましい、眠れない、ツラい…など常に他人に嫉妬心を抱き、勝ち負けを意識していたし、心の中にまおみならぬ“邪おみ”がいました(笑)。出産後も仕事に育児、家事で手いっぱいで美容院にすら行けず、キレイになる時間がないことにイライラする毎日。でも体を整え始めると他人のことが気にならなくなり、ネガティブな気持ちは自然と消えていきました。理想の素敵な人になるには母として妻として、まず家族を何より大切にしようと思えるようにも。身内だからわがままを言うのではなく、気持ちよく接したい。自分の思うように相手をコントロールするのはやめて歩み寄り、居心地がいい関係性を築けるようになれば、外でも取り繕わずにいられるとわかったんです」

――自らの経験から、誰もがほんの少しのきっかけで大きく変われる可能性はあると優木さん。

「ダメだと思っても、理由を探って改善すれば諦める必要はない。そして仕事や人間関係を楽しむために、まずは体を健康で元気にすることを優先するといいと思います。体幹や骨を鍛えればまっすぐ立てるようになり、それが人生の軸にもなるはず。私が思う“素を磨く”とは体の軸を整えること。そうすれば、筋肉や肌、マインドまで自然と磨かれるんです」

ゆうき・まおみ 1980年3月2日生まれ、佐賀県出身。2019年にbasiピラティスのインストラクター資格を取得。著書の『忙しいならピラティス以外ぜんぶやめていい』(主婦の友社)が話題に。

カーディガン¥79,200(ヴィンス/コロネット TEL:03・5216・6516) イヤーカフ、上¥58,300 下¥52,800(共にプライマル www.prmal.com/ja

※『anan』2021年10月13日号より。写真・阿部裕介 スタイリスト・藤長祥平 ヘア&メイク・paku☆chan(Three PEACE) 取材、文・若山あや

(by anan編集部)

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