色気薫る“ロマンス名手”、チ・チャンウクの魅力とは

エンタメ
2021.04.03
端正なルックスに甘い雰囲気をまとい、韓国ドラマ界の“ロマンス職人”として熱い支持を受けているチ・チャンウク。シリアスからコメディまでこなす、彼の魅力とは?

Netflixで独占配信中の『都会の男女の恋愛法』では、クールに見えて恋には純情なロマンティストを演じ、視聴者をときめかせたチ・チャンウク。30代の色気を増し〝ロマンス職人〞の称号を得ている彼ですが、素顔は飾らない〝シンプル派〞のようです。

チ・チャンウク01

―自信家のオレ様男子からちょっと頼りない母性本能くすぐりキャラまで、多様な役を演じていますが、そもそも休まず作品に出続けている印象です。ワーカホリックでしょうか?(笑)

ワーカホリックかどうかはわかりませんが(笑)、休んでいても新しい台本や人の作品を観ると、やりたい気持ちが湧いてくるタイプです。演じてみたい役に出合うと、恋をしたときのように胸がドキドキしてときめくんです。かつて、どうしても欲が出て、同時期にミュージカルとドラマの仕事をやったことがありますが、さすがにあれは大変だった(笑)。でも、演じるたびに新しい発見があるし、常に何か新しいことをしたい! という好奇心や欲があります。それに、「楽しく笑いながら仕事をする」がモットーなので、忙しくても苦に思ったことはないんです。

―作品ごとに違ったカッコよさで女心を魅了していますが、何か意識していることはありますか?

どんな人物にも、意外な顔ってあると思うんです。ギャップというか。完璧に見えるけど、実は寂しがりやとか、虫が嫌いとか(笑)。そういう落差にポイントを置いて演じている部分はありますね。それと、ドラマや映画にはその時代の流れがあるので、その流れに上手く寄り添える俳優になれたらいいなと思っています。でも、その他のことに関しては、あまり流行を意識しないタイプです……(笑)。

―YouTubeやインスタグラムをやっていらっしゃいますよね。

YouTubeは、はじめは頑張っていたのですが、すぐにネタに困ってしまって……(笑)。最近はオンライン文化が発達していて、若い世代を見ていると、様々なメディアやデバイスを扱うことに手慣れているなと感じます。SNSで情報を得たり、自分をアピールすることも得意ですよね。そういった部分で、自分との差を感じます。僕はパソコンもあまり触らないし、機械は苦手なんです。携帯を使うのも、電話やメール、簡単な検索くらいかな。最近の携帯って写真から文書作成まで多様な機能があって、できないことがないぐらいですよね。いろいろなコンテンツが楽しめて、すごいなと。

チ・チャンウク02

―『都会の男女の恋愛法』では、仕事がデキて、サーフィンやカメラなど趣味も多彩な建築家を演じていました。チャンウクさん自身は、仕事から発展した趣味や、仕事以外でこれには詳しい! というものはありますか?

〝通〞だと言えるほどのジャンルは特にないのですが……。チ・チャンウクという人間を構成するものは何かと聞かれたら、迷わず答えるのは〝家族と友人、演技、コーヒー、バイク〞です。コーヒーが好きで、僕の一日はコーヒーを飲むことから始まります。こだわりというほどではありませんが、酸味の強いものより、香ばしい風味のものが好みですね。旅行も好きで、いつか日本でツーリングをしてみたいと思っていたのですが、こういった状況なので、お預けになっています。旅ができないかわりに、最近は漢江沿いを走ったり、家で映画やドラマを観たり、本を読みながら気分転換をしています。

―日本を訪れた際の思い出で、特に記憶に残っていることはありますか?

日本は食べ物がとても美味しいですよね。僕は食べることが大好きなんですが、麻布十番で見つけたお蕎麦の美味しい店は忘れられません。除隊後すぐに、母親を連れて東京旅行もしました。親孝行も兼ねていましたが、楽しい思い出になりました。

―今回の号では、エシカルライフを特集しています。チャンウクさんは、何か実践していることはありますか?

最近は外食をすることも少なくなり、出前を取ることが多いので、プラスチック問題を身近に感じるようになりました。デリバリー用の使い捨て容器や、コーヒーのテイクアウト用カップも気になりますね。特にコーヒーはよく飲むので、なるべくタンブラーを持ち歩いて、使い捨てカップの使用を控えようと心掛けています。

―4月16日からはU-NEXTで主演ドラマ『僕を溶かしてくれ』が配信スタートします。どんなチャンウクさんが観られますか?

僕が演じるマ・ドンチャンは、「他人はしないことをする」がモットーの敏腕TVプロデューサーです。番組の企画による冷凍実験から20年ぶりに目覚めた彼が、浦島太郎状態からどんなふうに現代社会に適応していくか。体温が上昇すると命の危険に陥る状態で繰り広げるロマンスもユニークで、ドキドキできるんじゃないかな。ストレスの多い今の世の中で、何も考えず楽しめる作品になっていると思います!


JI CHANG WOOK 1987年生まれ。2008年に『スリーピングビューティー』で映画デビュー。主演作にドラマ『あやしいパートナー~Destiny Lovers~』『ヒーラー~最高の恋人~』など。ミュージカル俳優としても活躍。

チ・チャンウク日本公式ファンクラブhttps://jichangwook.jp

※『anan』2021年4月7日号より。写真・Kim Do-won(WONDERBOY STUDIO) スタイリスト・Ji Sang-eun(CHAENG' Company) ヘア・Park Nae-joo(BIT&BOOT) メイク・Son Ye-jin(BIT&BOOT) コーディネーター・Shinhae Song(TANO International) 取材、文・高橋尚子

(by anan編集部)

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