たるみを撃退!(6セット×計12か所)
アゴ下のリンパを流して、たるんだ輪郭もシュッ。
ここにアプローチ:顎下リンパ節
老廃物が滞ると、フェイスラインが崩れる。
輪郭に深く関わるアゴの下のリンパ節。ここに老廃物が溜まると、フェイスラインが崩れ、アゴまわりももったり。肌老化や脂肪の増加というより、顎関節の動きが悪くなったことで顎下リンパ節が詰まり、過度なむくみが発生したもの。ここを流せば輪郭がシャープに。
1、アゴの骨の内側に曲げた人差し指で圧をかける。
アゴの約2cm内側の骨のキワで顔の中心から約1cm外側のリンパ節に、曲げた指の関節と関節の間の平らな面を当てる(右側のアゴには左手を、左側のアゴには右手を使用)。顔は必ず正面を向き、面で深く押すようにしっかり圧をかける。
Point:人差し指をカギ型に曲げ、第一関節から第二関節の平らな面を使って、圧をかけていく。
2、「あ・ぐ・あ・ぐ」と口を開閉しながらエラの下まで移動。
人差し指でしっかり骨のキワに圧をかけながら、口を「あ・ぐ」と6回開け閉めする。1か所につき6セット。これを1のポイントからエラの下まで骨に沿って片側6か所、指を移動しながら繰り返す。反対側も逆の手に替えて同様に行う。
エラ張りを撃退!(6セット×計6か所)
食いしばりで発達した筋肉エラは、ほぐして消去。
ここにアプローチ:咬筋
食いしばりで筋肉が硬くなり四角い顔に。
現代女性はアゴが小さく、エラが張っている場合の多くは、骨ではなく咬筋の発達。ストレスからくる食いしばりや睡眠中の歯ぎしりが原因で、無意識に咬筋の筋トレをしているようなもの。咬筋をほぐすと、ほうれい線の改善や口角の引き上げ、頬のリフトアップも。
1、親指で咬筋を捉え、耳方向に圧をかけ3本の指でつまむ。
右側には左手、左側には右手を使用。目尻の下方、頬骨の下にある、口を開け閉めするとコリコリする咬筋を親指で捉えて耳方向に圧をかけ、人差し指と中指はエラに引っ掛ける。3本の指で筋肉をつかむイメージ。
2、咬筋をつかんだまま口を「あ・ぐ・あ・ぐ」。片側3か所。
3本の指で咬筋をつかみ、親指で圧をかけながら、口を「あ・ぐ」と6回開け閉めするこれを6セット行う。1cm程度ずつ下にずらして、3か所で同様に口の開閉を行う。逆側も同様に。食いしばりや歯ぎしりの癖がある人は軽い痛みを感じるが、効果はてきめん。
村木宏衣さん むらき・ひろい エイジングデザイナー。エステサロン、整体院、美容クリニックで勤務し、独自の「村木式整筋メソッド」を確立。監修した美顔器「アメージングローラー」(¥8,982)が新発売。近著『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)では、硬くなった頭のコリをほぐし、巡りを促してたるみやむくみを解消する村木式メソッドを紹介。
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※『anan』2021年1月27日号より。写真・黒川ひろみ スタイリスト・白男川清美 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) モデル・土屋巴瑞季(サムデイ) 取材、文・片岡えり
(by anan編集部)