山田杏奈×鈴木仁「大人世代にも…」 岡崎京子の青春コミックが映画化

エンタメ
2020.11.03
今なお熱狂的なファンを持つ岡崎京子さん原作の珠玉の青春コミック『ジオラマボーイ パノラマガール』が実写映画化。山田杏奈さん扮する平凡な高校生・渋谷ハルコと、鈴木仁さん演じる風変わりで掴みどころのない神奈川ケンイチが、恋に潜む葛藤や喜びを通じて大人になっていく姿をファンタジックに描く。
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山田:私はもともと『リバーズ・エッジ』とか『pink』とか、岡崎京子さんの漫画が好きなので、このお話をいただいた時は嬉しくて。

鈴木:僕はこの映画をきっかけに初めて原作を読んだんだけど、すごくおしゃれで可愛い作品だよね。

山田:仁くんとは事務所も同じだし、映画『小さな恋のうた』での共演経験もあったから、やりやすかったよね? 事務所が一緒って安心感があるし、最初から一緒に作っていこうみたいな雰囲気があったような気がするんだけど…どうですか?(笑)

鈴木:やりやすかったよ(笑)。最初からコミュニケーションもとれたし。役作りで髪を切った時、マネージャーさん同士が写真を送ったりして。

山田:そうそう。仁くんはオン眉にメガネだからちょっと変になるのを期待してたんだけど、意外とハマってたから、なんかつまんないなーとか言ったりしてね(笑)。

鈴木:今回の役は、お互い今まで演じてきた役のイメージと違うよね。

山田:普段のお互いのイメージとも違う気がする。ハルコは常に動き回っている小動物のような女の子だけど、私は全然そんな感じじゃないし。

鈴木:普段はあんなにコミカルでポップじゃないよね。今までの役もちょっと陰がある女の子のイメージが強いから、最初は少し驚いた。

山田:うん。だから新鮮だったよ。

鈴木:僕はボーッとしてるところとか、ケンイチに近いところはあるんだけどね。さすがに衝動的に学校を辞めるようなことはしないけど。

山田:話し方とかは違うけど、何を考えているかわからない雰囲気は仁くんに通じる部分があるかも(笑)。

鈴木:ハルコもケンイチもそうだけど、この映画はキャラクター一人一人の個性が強いのに、しつこすぎないバランス感がすごいなと思っていて。若い人はもちろん、大人世代が観ても青春時代を思い出して楽しんでもらえる作品になってると思う。

山田:うん。戸惑いながらも衝動的に生きる二人がすごく愛おしいなって。最初は別々の方向を向いている二人の“好き”という想いが、それぞれどう向かっていくのかに注目して観ていただけると嬉しいです!

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『ジオラマボーイ・パノラマガール』 ハルコ(山田)はある夜、橋の上で倒れていたケンイチ(鈴木)に一目惚れする。一方ケンイチは、勢いでナンパした危険な薫りのする女性に夢中になっていって…。出演/山田杏奈、鈴木仁、森田望智ほか 11月6日公開。©2020 岡崎京子/「ジオラマボーイ・パノラマガール」製作委員会

やまだ・あんな(写真・左) 2001年1月8日生まれ、埼玉県出身。女優。主演ドラマ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』が放送中。来年の公開待機作に『名も無き世界のエンドロール』、『樹海村』(主演)、『哀愁しんでれら』がある。シャツ¥25,000(soduk) スカート¥38,000(LEINWANDE)共にMATT. INFO@THE-MATT.com イヤカフ¥9,000(e.m./e.m.表参道店 TEL:03・5785・0760)

すずき・じん(写真・右) 1999年7月22日生まれ、東京都出身。俳優、MEN'S NON-NO専属モデル。配信ドラマ『30禁 それは30歳未満お断りの恋。』に出演中。主演舞台『オレステスとピュラデス』は11月28日より上演。ニット¥45,000(チノ/モールド TEL:03・6805・1449) パンツ¥28,000(ギャルリー・ヴィー/スーパーエー マーケット 新宿 TEL:03・3351・3860)

※『anan』2020年11月4日号より。写真・内田紘倫(The VOICE) スタイリスト・中井彩乃(山田さん) 小松嘉章(nomadica/鈴木さん) ヘア&メイク・菅長ふみ(山田さん) NOBUKIYO(鈴木さん) 取材、文・菅野綾子

(by anan編集部)

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