普段、何気なく行いがちな呼吸だけれど、呼吸アドバイザーの椎名由紀さんが考案した「ZEN呼吸法」を取り入れると、体の内側からぽかぽかに。
「これは姿勢や体内を意識しながら行う腹式呼吸法です。まず大切なのが姿勢。現代人は、長時間に及ぶデスクワークや心理的ストレスなどで日頃から体に力が入りがちですが、それによって血流が滞り、体は冷えてしまいます。一方、ZEN呼吸法は体にとってラクな姿勢をとるので、自然と力みが解消。深い呼吸をしやすい体勢でもあるため、腹式呼吸をすると横隔膜が大きく上下。その影響で内臓も活発に動き、指先など末端にまで血流が促されて、体が芯からしっかり温まるのです」
その際、体の内側、つまり内臓や器官をイメージするのも大事。
「“お薬バター”をゆっくり浸透させて癒すつもりで、それぞれの臓器の存在を意識して。それだけで、各臓器が活性化してきます」
この呼吸法を、毎朝5分半。
「起きてすぐ行い、体を正しい姿勢へ導きます。すると、それが一日持続して、温めスイッチがオンの状態に。私はこの呼吸法で基礎体温が1.5℃アップ。誰でもぽかぽか体質に変われますよ」
欅坂46の佐藤詩織さんが挑戦してみました。
お薬バターをイメージしながら、深く長く腹式呼吸。
ZEN呼吸法で特徴的なのが、お薬バターをイメージする過程。お腹が膨らむように鼻から息を吸い、時間をかけて少しずつ全部吐ききる。目を閉じてこの腹式呼吸を繰り返しながら、頭の中でバター状のお薬が臓器に浸透していく様をイメージ。消化や代謝を促し、温めにも重要な役割を果たす主要な臓器を、一つずつ意識して。