#腹筋女子の投稿、8万件超え。みんな、カラダづくりに夢中!
「日本にシェイプアップ文化がやってきたのは、アメリカンカルチャーが本格的に上陸した、’80年代のバブル期。その頃には“体を鍛える”という意識が女性にも根付いていたのですが、注目されるようになったのは最近のこと。その背景には、“女性=奥ゆかしいもの”という風潮が薄まり、鍛えることが女性に解放されたというのがひとつ。また、女性アスリートの活躍や、ランニングブームなどで一般人アスリートが増え、“鍛えてます!”と言いやすくなったことも挙げられます」(社会学者・栗田宣義先生)
いまのボディに求められるのは、ずばり、メリハリです!
「これまでは、体重を減らしたり細くするなど、“今の体をリセットしたい”と希望する女性が多かったのですが、2年前くらいからは、“メリハリのある体をつくりたい”という人が増えています。特に多いのが、ヒップにボリュームが欲しいという声で、そのために筋トレに励む人がたくさん。最近では、ヒップコンテストも多く開催されています。ちなみに、ヒップの筋肉をつけると、お腹が伸びて腹筋にラインがつく。自然とかっこいい体になれることも人気の理由」(ボディメイクトレーナー・佐久間健一さん)
盛り上がる理由はSNS映え? 行きすぎたダイエットの反動?
「過度なダイエット生活に疲れたことも、体づくりブームの一因でしょう」(佐久間さん)
「“好きなものを食べて運動をする”という、人間的に健康的でいられることが、最近の人が求める傾向です。締め付けのないガウチョパンツの流行も、そのひとつ。とはいえ、“ダイエット”と“体を鍛える”は“作り上げた体を見せたい”“承認欲求を得たい”という点では同じこと。SNSに努力をして鍛えた体を投稿し、欲求が満たされることも、体づくりにハマる女性が増えた要因かもしれませんね」(栗田先生)
アンケートをとってみると、こんな結果に。※アンケートはanan総研メンバー158名の回答による(2017年5月調べ)。
Q:いまカラダづくりのために取り組んでいることはありますか?(複数回答)
A:ジムまたは自宅でのトレーニング…42人、食事制限…20人、ヨガ…16人、ランニング…12人、ストレッチ…10人、マッサージ…8人
Q:あなたがかっこいいカラダだと思う有名人を教えてください。
A:中村アン…32人、菜々緒…18人、ローラ…12人、森 星…4人、竹下玲奈…3人
Q: この夏、あなたが見せてみたいと思うパーツは?(複数回答)
A:くびれ&腹筋…114人、二の腕…50人、背中…36人、足首…36人、太もも…32人、デコルテ…30人、肩…18人、うなじ…12人、その他…10人
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