不動産会社の女性経営者が教える! 選んではいけない「1人暮らし物件のNG環境」
不動産会社の女性経営者が教える！ 選んではいけない「物件のネット環境」
【女性が知っておくべき「賃貸物件」基本のき】vol.24
※主に東京都内、近郊のワンルーム程度の賃貸物件が対象です。
――賃貸物件に住む場合、Wi-Fiなどのネット環境が心配という方も多いと思います。物件を探す際、”ネット環境が整っているか”をどのように調べればいいでしょうか？
山手さん 物件のインターネット環境については、SUUMOなどの物件情報サイトのページや、不動産屋にある物件情報の図面に記載されている場合が多いです。もし探しても情報が見当たらなければ、不動産屋の担当者に聞くとすぐに教えてもらえます。一概には言えませんが、基本的に築浅の物件の方がインターネット設備が充実している物件が多く、世帯数が多いマンションの方がインターネット料金が安い傾向にあります。
――Wi-Fi通信の契約は、変更できるものでしょうか？
山手さん 契約できる会社が決まっている物件もありますが、多くの物件は契約の変更が可能です。物件に住んだ後にスピードの遅さや料金の高さを感じたときには、契約会社や契約プランを見直すといいと思います。
――ネット環境が整っている物件に住みたい場合、”選ばない方がいい物件”があれば教えてください！
NG1.「契約できるプロバイダの口コミが良くない物件」
山手さん 物件によって、契約できる固定回線とプロバイダが異なります。そのため住む前に、ネットの口コミでプロバイダについても調べておくといいです。調べた結果、評判が良くないプロバイダだった場合、速度の遅さなどの不便を感じてしまう可能性があります。
NG2.「無料のインターネットが、固定回線ではない物件」
山手さん インターネット無料の物件のなかには、固定回線ではなく、稀にポケットWi-Fi（ホームルーターを含む）を置いている物件があります。ポケットWi-Fiだったためにネットの速度が遅く、オンライン会議がスムーズにできなかったなどの不便を感じ、結局別にインターネットを契約してお金がかかってしまったという話を聞いたことがあります。”インターネット無料”の物件はお得ではあるものの、住んだ後になって後悔したという人もいるため要注意。仕事でインターネットを使う方などは、無料有料に限らず固定回線があった方が安心です。
NG3.「スマホに電波が入りづらい物件」
山手さん 物件によっては、スマホの電波が入りづらい場合があります。特に、高層階や地下などは電波が入りにくいことは多いため、内見の際にスマホの電波がしっかり入るかを必ず確認しましょう。今の時代、スマホは欠かせませんから電波が入りにくい物件に住んでしまうと不便を感じてしまうはず。実際に、住んでいた家の電波が悪くて「電波の入りやすいキャリアに変更した」「そこまでスマホを使うわけでは無いが、家の電波が入らないため固定回線を別に契約した」と住んだ後になって後悔してしまった方もいるので、スマホに電波が入りづらい物件には気をつけてほしいです。
――住んだ後に、自分の家のネット環境が悪いことに気づいてしまった際の改善策はありますか？
山手さん 固定回線が遅い場合は、回線業者やプロパイダーの変更の検討をしてください。スマホの電波が悪い場合には、使っている携帯電話会社に問い合わせると、電波を改善してくれたり、改善するための機械を無料で貸してくれることもあります。それでも電波の入りが悪い場合には、スマホのキャリア（スマホの契約会社）の変更をするしかないので、できれば住んだ後ではなく、物件探しの段階でネット環境についても調べておくことが大切です。
快適にひとり暮らしを始めるために覚えておこう
いかがでしたか。女性のひとり暮らしは、慎重に丁寧に。引っ越しを検討している人は、今回のポイントをぜひ参考にしてみてください。
教えてくれた人
株式会社東京女性不動産 代表取締役社長 山手雅美さん
宅地建物取引士所持。不動産歴3年目、2021年11月に「東京女性不動産」を開業。
東京女性不動産は、安心してお部屋探しができることを第一に、相談から契約まですべて女性スタッフが担当。女性一人での東京のお部屋探しを、女性ならではの視点で親身にサポートしています。LINEでの相談もできます。安心して新生活を始められるように、ストーカー保険の提案やRefaプレゼントなどのサービスもあって、さすが女性にやさしい！
東京女性不動産HP
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