「彼氏に甘えられない…」しっかり者女性が「愛される甘え上手」になる簡単テク
甘えるってどうやるの? 自分でなんでもできる女性が、彼から愛されるために意識したいこと
【おおしまりえの恋愛道場】vol. 247
あなたは恋愛シーンにおいて、甘えるのが上手ですか? この記事を読む女性の多くは、恐らく「甘えベタ」な自覚があり、どうしたもんかと悩んでいると思います。
いっちょ前に語る筆者も、20代の頃はかなりの甘えベタでした。具体例には、「好き」「ずっと一緒にいたい」みたいな、素直な気持ちを伝えるのが苦手ですし、心の隅には「いつか彼に嫌われてしまうのでは」といった不安感が居座っていました。
この記事では、過去の私ほどじゃないにしても、恋愛において彼に上手に甘えることができない女性の、傾向と対処法をご紹介します。ぜひ一歩ずつチャレンジしてみてください。
甘えベタな女性に共通する10項目
まずは甘えベタな女性に共通する項目を10個ご紹介します。半分以上当てはまっていたら、「かなり強力な甘えベタ」である可能性があります。自分がどの程度か、まずは知っていきましょう。
①元々しっかり者。精神的にも強い自覚アリ
②人に頼むより自分でついなんでもやってしまう
③付き合うと彼がだらしなくなる傾向アリ
④彼氏に本音を伝えることに抵抗がある
⑤「会いたい」「寂しい」などの言葉を伝えるのに躊躇する
⑥自分は長女であるor親の期待を裏切らないよう気をつけてきた
⑦重たい女と思われないよう振る舞いには気をつけている
⑧自分からスキンシップを取るのが苦手
⑨「小悪魔」「メス」「モテ」といったオンナ全開な人が嫌い
⑩人前で泣いたり感情をあらわにしたりすることはない
この10個の項目で特に注目して欲しいのは、①元々しっかり者。精神的にも強い自覚アリと、⑥自分は長女であるor親の期待を裏切らないよう気をつけてきた、です。
甘えベタの根底にあるのは、幼少からの振る舞いのクセが大きく関係しており、その振る舞いのクセを作るキッカケは、多くは親子関係にあることが多いです。
例えば他にも、親から「女らしくするんじゃない」と言われて育つと、⑨のような気持ちを育てることに繋がります。同じく「女だからって泣いて許されると思うな」なんて理不尽な説教を経験し傷ついた人は、⑩の気持ちを強く持つようになるかもしれません。
自分が当てはまる項目を振り返りながら、過去にどういった声がけや経験をしてきたか、簡単でもいいので振り返ってみましょう。
愛される甘え上手になるために意識したいこと
自分の傾向や原体験が少し見えてきたら、具体的に愛される甘え上手へと進化するステップを踏んでいきます。具体的にやって欲しいことは2つありますので、順番に説明していきます。
自分の中の「嫌われ不安」と向き合ってみる
甘えるという行為に抵抗感がある女性の心の裏側には、「それをすると嫌われる」「怒られる」など、相手からネガティブな評価を受けるに違いないという思い込みがあることが多いです。これを一言で「嫌われ不安」と言うのですが、どんなに表面的に甘え上手な女性になりたいと望んでも、本音のところで「嫌われ不安」を抱えていると、恐怖心に負けて前に進むことはできません。
そこでまずは自分の心と向き合うことが大事です。例えば「もし彼に甘えたらどんなリアクションが返ってくると思う?」「嫌われたらどうしようという不安は、どこから来てる?」など、自分に問いかけてみましょう。
過去の傷ついた恋愛や、親から冷たくされた記憶が蘇ってくるかもしれません。またそんなネガティブな記憶が見つけられたら、ゆっくりその時の感情を味わい、消化していくことで嫌われ不安は小さくなっていきます。
小さな一歩を積み重ねる
本音の中にある恐怖心に気づけたら、少しずつ行動を意識して変えていきましょう。
例えば、彼に対して普段なら飲み込むような要求や言葉を、勇気を出して言ってみてください。
「好き」「今日はずっと一緒にいたい」「会いたかった」「寂しかった」などは、甘えベタな女性的には苦手キーワードだと思います。こうした言葉を、感情の抵抗感が少なくなったタイミングで、こまめに言うようにしてほしいのです。
恐らく、言われた言葉が叶わなかったとしても、嫌われたり重たい女だと思われたりすることは、ほとんどないと思います。甘えられた・言えた・できたといった成功体験を小さく積み重ねることで、頭の中でも「甘えることはできない」「甘えると嫌われる」などの思い込みを変えていきましょう。
人の行動や特徴というのは、心の中の思い込みと大きく繋がっているので、行動だけを変えようと思ってもなかなか上手くいかないことは多いです。今回は「自分の傾向を知る」「心の不安感に気づく」「行動を変える」という3つのアプローチが含まれているため、抵抗感も少なめに、甘えベタな自分と向き合えると思います。
まずはできることからチャレンジしてみましょう。
おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト
10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。
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