「なぜかいつもフラれる…」恋愛をダメにする「残念な女性のNG行動」3つと対処法

文・おおしまりえ — 2023.10.12
彼氏のことは大好きなのに、いつも同じような理由でダメになる。自覚はないのに「面倒くさい奴」と言われることがある。気づくと彼氏がいつもダメ男になってしまう。こうした問題は、女性側の振る舞いに原因が隠されているかもしれません。今回は、男性の良さをダメにしていく女性の振る舞いを、3つご紹介します。

彼氏の良さを無自覚に潰す“残念な女”に共通する振る舞い

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【おおしまりえの恋愛道場】vol. 241


好きになって付き合ったのに、少し時間が経つと上手くいかなくなる。
そんな女性はいないでしょうか。恋愛は相手と自分の振る舞いによって、良い関係にもなるし、悪い関係にもなります。
もしあなたが、毎回同じような理由で恋愛をダメにしている(彼から振られるor自分が冷める)なら、それはあなたの無意識の振る舞いに原因があるかもしれません。

今日は彼氏の良さをジワジワと潰していく“残念な女”が、やりがちな振る舞いを、3つ紹介します。

その場の感情で彼をコントロールする

付き合っていれば、どうしても感情が高ぶり、言い合いになったり、喧嘩に発展したりすることもあります。しかしこの時、感情の高ぶりのまま相手を無意識にコントロールしようとするようなことがあると、男性は感情のスイッチが入るあなたにだんだんと疲れていき、良さが薄れかねません。
具体的には、こんな行為をしていると要注意です。

  • すぐ泣いて相手に謝らせようとする
  • →自分を弱い立場に見立てることで、相手に罪悪感を生ませている

  • 怒ると怒鳴ったり怖い口調で相手を責め立てたりする
  • →シンプルに力や恐怖で相手を支配しようとしている

  • 「もう別れよ」「私のこと好きじゃないんでしょう」など極端な発言で相手を困らせる
  • →自分の意見に従わないと関係が終わるといった、脅迫めいた行動で相手をコントロールしている

  • 「どうせ私が悪いんでしょ」「謝ればいいわけ?」と、無意識に被害者の立場を取り、話し合いが有利になるよう仕向けている

いかがでしょうか。喧嘩になると、感情の高まりにまかせて、彼氏をコントロールする女性は(もちろん男性も)一定数存在します。しかし、対応する方はだんだんと疲れてしまうので、自分で気づいて変えていく必要があります。

「彼氏」や「男」という肩書で相手に色々求める

「彼氏なんだからしっかりしてよね」「男ならこれくらいやってよ」など、無意識に「彼氏」「男」「長男」など、相手の属性や肩書を頼って色々決めつけていないでしょうか。
こうした属性への意識は、誰の中にもあるものです。しかしそのスタンスを相手にも押し付けてしまうと、場合によっては過剰な負担となり、気持ちが萎えることにも繋がります。

  • 男なんだからしっかり仕事しな
  • 彼氏なんだから一緒に居てよ
  • 長男なのにぼーっとしてるんだね
  • SEなのにこれできないの?
  • ゲーム好きでもこれ知らないんだ

具体的な発言例をいくつか上げてみました。属性+批判or要望は、ただの批判や要望よりも中傷的で、言われた側からするととても感じが悪い印象になります。
私達が見るべきは、相手の属性や肩書ではなく、その人自身です。勝手に「こういうタイプはこう」と、期待を抱くのはやめましょう。

頼まれていないのにアドバイス魔

3つ目は、付き合うとアドバイス魔やお世話焼きになってしまう女性です。具体的には、以下のような行為は、おせっかいやアドバイス魔として煙たがられる傾向があります。

  • 彼の身の回りのサポートを気づいたら自発的にやっている
  • 仕事の愚痴も沢山聞き、色々アドバイスしたり有益な情報を探したりする
  • つい服装や生活習慣に口を出してしまう
  • 体調が悪いと、相手がいいと言っても病院に連れて行ったり薬を買ってきたりする
  • 体調は大丈夫という彼氏に対して、強引に介抱することがある

この問題の根深いところは、彼自身もその場は「感謝」を抱くことがあることです。だから彼女としても、問題の本質に気づきにくいのがやっかいです。こうした頼まれてもいない行為をし続けると、女性が気づいた時には、男性が“言わないとなにもできない男”になってしまい、以前よりもダメ度が増していることがよくあります。

これらの行為は、言い方をキツくするなら彼氏の生活に過干渉している状態と言えます。
親子関係に置き換えると分かりやすいですが、過干渉な親の元で育った子どもは、自分で考え行動する力が育ちにくくなると言われています。こうした負の状態が、あなたと彼氏の間でも起きてしまっているのです。

改善方法は自分の振る舞いのクセに気づくことろから

彼氏をダメにする3つの振る舞いについて解説しました。すべて今すぐやめて欲しいのですが、やめるためにはまず気づくことが大切です。では気づくコツについて、最後にご紹介します。

それは、「もしこれを言わなかったらどうなるか?」「もしこれをしなかったらどうなるか?」「もし逆のことを言ったらどうなる?」といった、別の選択肢を想像しながら振る舞うというものです。
これは専門用語で「メタ認知」と呼ばれます。自分の発言や行動を一段上から俯瞰して見る力のことで、客観的な目線で自分の振る舞いに注意を向けたり、別の選択肢を考えられたりするようになります。コミュニケーションのクセにも気づきやすくなり、また意識的に変えるキッカケも作りやすくなります。

彼氏といい関係を長きにわたって築くためにも、ぜひ自分を変える努力をできる範囲で始めてみてください。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。


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