彼と長続きしない原因かも…! 距離感がバグった「手放すべき男友達の特徴」3つ

文・おおしまりえ — 2023.9.28
精神的にも大切な男友達という存在。頼りになったり、心を許せたりと嬉しい側面がある一方で、新しい恋愛の妨げになっていることもよくあります。この記事では、恋愛の弊害になりやすい男友達のタイプを3つ紹介しつつ、改善方法もあわせて解説します。

本命彼女になりたいなら、手放した方がいい「男友達」の定義

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【おおしまりえの恋愛道場】vol. 240


皆さんに男友達はいますか? 女友達とは違い、本音を言い合えたり、男性目線のアドバイスをくれたり、時にはちょっと男らしい部分でリードしてくれたりと、頼りになることもあるのが男友達という存在です。
でも、あなたがいい恋愛を見つけ、長く彼氏から愛されたいと思ったら、こうした男友達の存在は妨げになる可能性があり、すみやかに整理したほうがいいでしょう。

今回は、なぜ男友達が恋愛の妨げになることがあるのか、またどういった男友達が該当するのかを解説します。本当に大切にしたい人間関係に注力するためにも、自分の身の回りを振り返りながら読み進めてみてください。

恋愛の妨げになる男友達とは

恋愛の妨げになる男友達をひと言で表現すると「どこか恋愛の要素を感じさせるような男性」です。
寂しさを適度に埋めてくれたり、「お互い独身だったら結婚するか!」なんて冗談で言い合ったりできる人がこれに当たります。こうした優しい男性との関係は大事である一方で、そこで生まれた安心感が、本気の恋愛へ向かうエネルギーを弱めてしまう可能性があります。

あなたが恋愛で幸せになり、彼と愛し愛されたいと思うなら、こうした近すぎる距離感の男性との関係は見直した方がいいのです。

いつでも付き合えそうな男友達

ここからは、どういった男友達が恋愛の妨げになっていくのか、もう少し具体的な特徴を解説します。

最初は、いわゆる「親友みたい」と表現されることが多いタイプです。女性はこうした気心が知れた男性に対し、心のどこかで「でも困ったらアイツがいるし」と思っていたりします。また、心のどこかで「本気でヤバくなればアイツと付き合おう」といった感覚になっていることもあります。
それくらい一緒にいてラクな関係は素敵である一方で、付き合っていない人を勝手にキープのように考える発想は、典型的な現実逃避とも言えます。

いざとなったら付き合うかもしれないけど、それは本当に困った時でいい。こうした発想は、ショーウィンドウに並んだ商品を「本気出せばいつでも買える」と眺めているのと同じです。実際、相手はそう思っていないかもしれませんし、何よりこうした余計な安心感が、本気の恋愛への意識を削いでしまいます。

体の関係を持った男友達

過去に体の関係があり、今は普通以上に仲がいい男友達や、今現在定期的なセフレ関係にある男友達がいる人は要注意です。セフレ関係は体の繋がりという恋愛の一部代替え行為のため、ちゃんと恋愛を頑張ろうという気持ちを後回しにさせます。

人は、一度体の関係を持った相手には一定の安心感を抱くものです。それは「寂しさ」や「受け止められたい」「ぬくもりが欲しい」など色んな個人のニーズを、ある程度軽減させてくれます。しかしお互い本気で向かいっているわけではありませんから、根本的な解消には至りません。

言うなれば、お腹が空いているのに手の届くお菓子をダラダラ食べている状態。これではいつまでたっても満腹にはなりませんし、もれなく、余計な栄養素が体に溜まってしまいます。

寂しい時に受け止めてくれる男友達

「夜無償に寂しくて誰かと話したい」
「友達が次々結婚し、自分だけ疎外感を抱いた」
「仕事や婚活で凄く嫌な思いをして傷ついた」
一生懸命生きていれば、こんなシーンにぶち当たることもあるでしょう。寂しくて不安で、とても傷ついた日は、誰かに話を聞いてもらい、受け止められたいと思うのは当然です。

でもこの時、適度に受け止めてくれる男友達がいると、あなたはいつまでたっても恋愛に意識が向くことはないでしょう。先ほどセフレの男友達が、体の繋がりという恋愛の一部代替えであると説明しましたが、寂しさを埋めてくれる男友達というのも、またセフレとは違う心の部分を、一部埋めてくれる存在であると言えます。

寂しさは、よくないものと思われがちですが、ネガティブな状況から抜け出そうと思い、恋愛や自分磨きなど、努力を始めるキッカケになることもあります。こうした変化を、優しすぎて距離が近い男友達がストップをかけてしまうこともあるため、弊害と言えるのです。

距離がバグった男友達を整理するポイント

恋愛に弊害になる男友達を、3タイプご紹介しました。なにも男友達が悪だと言いたいのではありません。今回紹介したタイプの男性は、「距離感がバグっていること」が問題なのです。
いつでも付き合えそうな男性は、相手に対して過剰な思い込みがあります。
セフレの男友達は、体の距離が近すぎます。
寂しい時に受け止めてくれる男友達は、心の距離が近すぎると言えます。
それぞれが心と体の距離がおかしくなっており、一般的な関係性よりも濃密になってしまっているのが弊害なのです。

こうした関係を適切に整えていくポイントは、まず会う頻度や連絡を取る頻度、体の関係の有無など、物理的な接触を減らすことから始めてください。
対人関係の距離感のおかしさは、具体的な行動を改善することで、同時に精神的な自立にもつながっていきます。ただし、この時、急に行動を大きく変えると、あなたにも精神的な負担が大きい点は注意が必要です。

可能なら新しい習い事を始めるとか、仕事を忙しくするとか、生活リズム自体を見直すなど、男友達が不在になってできる空白を、事前に埋める準備もしておけると、寂しさや不安を感じにくくなります。

私たちの人生は、どんな人と親しく関わったかで決まると言われています。もしあなたが、本気で彼氏から長く愛されたいと思うなら、男友達とは縁を切らないまでも、適切な距離感に置くことは大切です。自分の周りを見直してみましょう。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。


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