彼がカチンコチンの股間を…24歳女性の「一生忘れられない初エッチ体験談」

琴美（24）初カレはやさしい人！　と思ったのに同意レスのエッチな行為で亀裂がビリビリ

【レスなひとびと】vol. 182

24歳で琴美にはじめての彼氏ができた。ちょっと、まわりよりは遅い初カレだけど、陽平はとてもやさしくておおらか。デートのペースも内容も、いつも琴美に合わせてくれていた。

陽平の家がある調布でデート。カフェでまったりしたあと、映画を観た。エッチな描写があるやつ。映画館を出たあと、映画の余韻が残るまま、めずらしくふたりでバーへ。マティーニとジンを頼んで、乾杯する。なんだか大人気分。

「琴ちんがそんなに酔っ払うなんてめずらしいな。大丈夫？」

「大丈夫〜。それより今日の映画、よかったよねぇ」

「な、よかった。でも、ちょっと強引にエッチするシーンもあったよな。あーゆーの、琴ちんは嫌いじゃないの？」

「うん、嫌いじゃないよ」

琴美はロレツもまわっていないし、心配だ。ひとりで帰らせるのは危ないと思った陽平。

「うちで休んでいく？」と声をかけた。
「ありがと」と琴美が言うので、店を出てタクシーをつかまえ、陽平の自宅へ。

陽平は１LDKひとり暮らし。リビング兼仕事部屋があり、それとは別に寝室がある。いきなり寝室に直行…と思ったが、ふらふらの琴美を案じて、ソファへ。

「水、飲むか」

「ん…ありがと」

寝そべった琴美に、水の入ったグラスを差し出す。ブラウスの胸元がはだけていて、かなりエロい。最初は我慢しようと思ったけれど、いやあ、無理かも。だんだんと大きくカタくなる股間。なんだかんだ言って、家にくるってことはOKってことだよな。

陽平のなかのプチ悪魔がささやく。そして。

「ごめん、琴ちん。エロすぎて我慢できない」

陽平は琴美の太ももにカタくなったものをこすりつける。

「ん、んん…」

苦しそうにあえぐ琴美。気持ちいいのか嫌なのか、はたまたよっぱらって苦しいのか、よくわからない。いいや、きっと気持ちいいんだろう。琴美の下着をすこーしずらしてしまう。

「んーっ！」

入れはしないものの、スリスリ。

琴美は、なんだかカラダをよじって目をぎゅっとつぶっている。琴美もさっき「強引なのは嫌いじゃない」って言ってたし。さすがに最後までしちゃダメだ。琴ちん酔ってるし。理性が効いて、琴美の横で眠りに落ちる。

そして翌朝。琴美のすすり泣きの声で目覚める。

“やべ、おれ、大変なことしちゃったかも”

「琴ちん、してないからね。ちょっとあててみただけ」

琴美は、その日から会ってくれない。

【三松さんからのコメント】

陽平さん、彼氏とはいえ、同意のないエッチはご法度です。デートDVとかデートレイプになっちゃいます。「付き合っているんだからしていいだろう」と思うなかれ。交際していたとしても、同意なしでのエッチは訴えられる可能性もありますよ。

同意って、むずかしいですよね。ムードも大事だし。聞かなくても雰囲気で確認がとれるなら、そうしたい気持ちもわかります。「家に来たってことはOK」「強引なの嫌いじゃないって言ってたし」と都合のよい解釈をしたくなるでしょうが、絶対ダメ。

家に来た＝OKとは言い切れません。確認するときは、やっぱりきちんと「エッチをしていいか」聞くべきです。もちろん酔っ払っていないときに。そして、女性の皆さんも雰囲気がいいのに、断ったら嫌われそうとか、別れるのは嫌だから、したくないけどOKするっていう考えもダメです。

今回の琴美さんははじめて。陽平さんも琴美さんとははじめて。大切にしたい相手であればあるほど、きちんと確認する必要があるのです。同意をとることでムードがこわれて、険悪になる関係性では、信頼が築けているとは言えません。

恋する二人に必要なことは、信頼関係。彼氏との初エッチのときは、真剣に自分の本心に問いかけてください。「していい男か」です。

「同意レスのエッチは絶対禁止。お付き合い始まったばかりのカップルは、手つなぎ、ハグ、キスも相手が嫌がらないか確認したうえで進めるのがマナー。マナー違反の相手ならすぐに別れるべし」

三松　真由美　
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター４万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』（kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。

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