本気で喘いじゃう…オーガズムに達しやすい「女性のアソコの磨き方」

文・三松真由美 — 2022.3.10
現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、ヤセ体質が自慢の26歳女性。それをいいことに運動を怠っていたら、彼とのセックスで意外な事態に…! 三松先生が、彼も気持ちよくなる女性の感じやすいアソコ作りを教えてくれます!

樹里(26歳)運動レスでアソコが劣化?! 彼氏が拗ねたよ

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【レスなひとびと】vol. 150


樹里には自慢がある。どれだけ食べても太らないこと。食べても食べても158センチ46キロ。昔から変わらない。

BMIは46kg÷(1.58m×1.58m)で18.4。いわゆる痩せ型ってやつだ。だから、運動はしない。最近転職したばかりで忙しいし、在宅ワークなのもあって、1日の合計歩数が2ケタの日がザラ。まあ、太らないからいっかってことで。

最近彼氏ができた。うちから徒歩5分のところに住む伊織くん。コロナだし在宅だしで、近くにいい人いないかな、とマッチングアプリで探して見つけた彼氏だ。料理好きで、相手が喜ぶことが好きというイマドキ男子。今日も手料理を持ってウチにくる。

「樹里ちゃーん、お疲れ! 今日はラザニア焼いてきたよ」

「嬉しい、食べよ食べよ」

湯気ホヤのラザニアをテーブルに並べる。待ちきれず頬張り、美味しそうな表情を浮かべる樹里。それを見て、満足そうな伊織くん。100点満点の彼氏だ。マッチアプリって最高! となぜかアプリに感謝。

食事のあとはイチャラブタイム。

「ねえ、樹里ちゃんのアソコ、ペロっていい?」

と、わざわざ聞いてくるところもイマドキ男子だ。照れながらうなずくと、伊織くんは「やった」と笑って布団にもぐる。ペロリンレロレロ。なめられること10分。

「樹里ちゃん、気持ちいい?」

心配そうに聞く伊織くん。気持ちいいんだけど、なぜだかイけない。なんでだ?

「んんっ、ああっ」

一度イッたふりしておく。

「ねえ、伊織くん。早く欲しいな」

ごまかしつつインしてもらう。ううん、気持ちいいんだけどイクまでではないか。

「好きなように動いてみてよ」

伊織くんの上になって動いてみるも、疲れてすぐへたってしまう。

「はあはあ…ぜえぜえ」

だめだ、喘ぎ声じゃなくて、息切れになってる。こりゃ、体力低下してるわ。

なんとかエッチは終了したものの。

「ねえ、ほんとに気持ちよかった? ぼく、樹里ちゃんに気持ち良くなってほしかったんだけど。一緒に気持ちよくなれないエッチは嫌だよ。ぼくら、エッチ合ってないのかな」

伊織くん、拗ねモード。うっ、バレてる。気まずくなって足を抱えると、つま先が冷たい。も、もしかして冷えが原因? 息切れするし、運動したほうがいいのかな。


【三松さんからのコメント】

はい。運動不足は、エッチパワー不足につながります。セックス自体で使うカロリーは女性の場合30分で約70kcal未満。ジョギング14分相当とも言われています。女性騎乗位になるとさらにカロリー消費は激しくなりますね。疲れると、思うようにカラダも性器官も動かない! 疲れないカラダを作るには運動だ。

特に筋トレはテストステロン(男性ホルモンの一種)を生み出します。女性にもテストステロンはあるんですよ。活力の源、決断力の源です。運動不足はテストステロン不足につながる。

じっとしている時間が長いと、パワー不足になるうえ、体温が下がったままになります。樹里さんお気づきのように、冷えはオーガズムを遠ざけます。冷え=カラダがこわばってカチカチの状態。気持ちよくなりやすいのはリラックス状態の時なの。

対策として毎日、距離を決めて歩くこと、そして軽いジョギングをしてみる。YouTubeで人気の短時間筋トレにチャレンジするのも推しです。

お風呂はシャワーだけでなく、バスタブであったまること。エッチの前に一緒にお風呂に入って洗いっこして、ボディソープぬるぬるのまま抱き合ったり。そのあとエッチに持ち込めば、テンションも体温もハイでいい感じ。

筋力の低下はセックスの大敵。骨盤底筋もだらしなくゆるんできます。つまり! フェムゾーンの締まりに直結するのです。

締まりがないフェムゾーンは男女とも気持ちよさが減り、感度に大きく関係してくるのです。

イキたい、我を忘れて気持ちよく空を飛びたい、彼にも気持ちよくなってほしい。そんな極上のセックスにたどりつくためには、日々の運動をおろそかにしてはいけません。

太ってる太ってないは関係なし。スレンダーボディ、ボンキュボンのウッフンボディ…だとしても、フェムゾーンが緩むと、自由自在に彼のペニくんを遊ばせることができません!!

女性のみなさん、今こそ骨盤底筋を鍛える時代です。

「エッチがイマイチ、イクって快感がない。そんなあなたは運動レスを疑え」

追伸
真由美所長、フェムを鍛えるダンスを開発!
https://www.glad.tech

三松 真由美 
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。


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真由美所長、フェムテックの新会社Gladでinsta開始
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©Sergii Gnatiuk/Gettyimages