青い瞳の子クマのよう…1歳前の猫さまの見事なおなかで癒されたい!

取材、文・Manabu Matsunaga — 2023.5.7
フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介! 第133回目はセイクリッドバーマンのタオ(Thao)さま。

飼い主と運命的な出会いをした猫さまの物語

【フレンチ猫さま】vol.133
猫さまの話をもっと聞かせて!
タオさまはこの夏で1歳の男性猫さま。


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タオさまが語ります。

僕は庭付きの一軒家に住んでいます。外に出ることはありませんが、家で何でも狩ります。お気に入りの遊びは飼い主達と一緒にかくれんぼをして、お互いを攻撃するふりをすることです。興奮のあまり噛んだりひっかいたりして凶暴になったりもしますが、飼い主達はそんな僕を交わす術を心得たようです。まだまだ狩りは難しいです!!


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飼い主が在宅勤務中、休暇中、または週末で家にいる場合、僕は飼い主達をつけまわし、たくさん遊んでいます。飼い主達が不在の時は、動かずに7~8時間続けて眠ります。
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食事はいつも『ピュリナ プロプラン』のカリカリです。特別なときはサーモンのおこぼれをいただきます。おやつは『ウィスカス』のミルク入り。お気に入りのおもちゃはフェルトでできたモグラさん。チャームポイントは、みんな口を揃えて、青い目と、たまにする少し目を細めている表情だそう。それが僕の最大の魅力(武器)らしいです。
飼い主から見たタオさまとは

私は以前に数匹の猫を飼ったことがあります。前の猫はアシールといいました。彼は黒いノルウェージャンフォレストキャットで、とてもとても素敵な猫でした。彼は昨年の夏に亡くなり、私たちはたくさん泣きました。


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アシールが亡くなってから、あるブリーダーの小さなメス猫に会いに行ったその日、タオがじっと私を見つめて目を離しませんでした。私はメスを予約中でしたが、家に帰ったとき、タオと彼の姿が頭から離れませんでした。週末中ずっと考えて、そして気が変わって、ついにタオを予約しました。彼と出逢って目が合った日にすでに私の元に来る運命だったのでしょう。
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性格はとても頑固で、とても好奇心旺盛で、何事にも興味をもち、何も恐れません。 愛らしくて抱きしめたくなる彼は、腕の中でたくさん喉を鳴らします。とても柔らかい毛皮の小さなクマを抱いてるようです。青い瞳、そして毅然とした性格のタオは私にたくさんの喜びを与えてくれます。時に、タオは私たちを笑わせるナンセンスなことをたくさんしますが、家族の中ではなくてはならない存在なのです。
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――飼い主は、ノルウェージャンフォレストやセイクリッド バーマンなどの毛並みが長くて大きい猫さまが好きなようです。まだ1歳前のヤンチャなタオさまの魅力にすっかりやられてしまったようです。
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取材、文・松永学