
NOSUKEさん
第一線で活躍するダンサー、振付師のNOSUKEさん。以前教えていただき大好評だったストレッチに続き、ダンスとエクササイズを合わせたその名も“ダンエク”を特集のテーマに合わせて考案していただくことに!
「ダンスは、柔らかく腰を使ったり、いわゆる“ダンス筋”を使うので、ジムで筋トレをするのとは違う刺激を体に加えられます。今回のテーマ“二の腕&ウエスト”では、肩の高さでキープして踊ることで二の腕にアプローチしつつ、肩甲骨まわりや体側を伸ばせる動作を考えました。最近のアイドルの振付は手振りが多いので、YouTubeなどで好きな人のダンスを見ながら真似てみるのも、いい二の腕ダンエクになりますよ。ウエストについては、腰まわりの筋肉を動かしてほしいので、ひねりを連続して取り入れました」
同じ動作を4セット繰り返して効果を高めるのがダンエクの基本。それでも飽きがこないのは、音楽に合わせて踊る楽しさがあるから。でも、踊ることに恥ずかしさがある人はどうしたら…?
「ダンスは本来すごく自由なもので、音楽に合わせて動けばそれはもうダンス! 汗をかく爽快感がありますし、徐々にメンタルも安定してくるのが感じられるはずです。普段の自分から“ダンスを踊っている私”にスイッチを切り替えてみると、照れや恥ずかしさが薄れてくると思います。このダンエクがダンスを始めるきっかけになったら嬉しいですし、僕もまだまだ発展途上でいくつになっても発見や新しい楽しさが見つかります。一緒に楽しく、頑張っていきましょう!」
ここでは、二の腕エクササイズをご紹介します。
二の腕
二の腕のぷよぷよを撃退するには、肩の高さに保ったまま、腕を振るこのエクササイズ。力強く上げ下ろしを。

Team"S"pecialのminamiさん
【Start】両足を肩幅よりやや広めに開く。右手をパー、左手をグーにして、肩より少し下の高さで両手を押し込み、二の腕に効かせる。

【1】両手を指差しポーズにし、左腕は前に伸ばし右腕は肘を曲げて上げる。右脚を体の中心に持っていきながら、左脚を横に伸ばして踵を浮かせる。
POINT:肘を耳に近づけるのが難しい人は、少し遠ざけて肘の位置が低くなってもOK!
【2】両腕を振って左右を入れ替えつつ、今度は左脚を体の中心に持っていきながら、右脚を伸ばして踵を浮かせる。
POINT:目線は常に正面をキープ。腕の振りは力強く! 動きながら腕が肩の高さより下がらないように意識して。
【3】【4】両腕を振って左右を入れ替え、【1】に戻ったらそのポーズで2カウントキープ。

【5】~【8】【1】~【4】を左右逆で行う。これを4セット。
POINT:横に伸ばした足の踵は床から浮かせ、逆脚にしっかり重心をのせる。

NOSUKE’s advice
曲げたほうの肘をできるだけ上げ耳に近づけ、二の腕をしっかり伸ばす。曲げているほうの手は肩甲骨を指差すイメージで。
PLAY LIST
ダンスホール/Mrs. GREEN APPLE
Supernova/aespa
SOMETHING AIN’T RIGHT/XG
Anthem/timelesz
Perfect/OCTPATH
BPM(Beats Per Minute)の数字が大きい=スピードが速いほど負荷が増し難易度UP!
ダンエク解説動画は順次公開。ananの公式SNSをチェック! @anan_mag
NOSUKEさん
Profile
ノスケ ダンサー、振付師として、BTSやMrs. GREEN APPLEなど様々なアーティストのダンサーや振付を手掛ける。「timelesz project」にダンストレーナーとして参加して、全課題曲の振付を担当。愛溢れる言動が大きな感動を呼んだ。
Team"S"pecial
Profile
チームエス 2012年結成。振付、ダンサー、パフォーマンスディレクター、ライブ演出を手掛けるスペシャリストチーム。英語・韓国語圏でも活動中。Instagram:teamspecial_official
写真・小笠原真紀 スタイリスト・井田正明 ヘア&メイク・佐々木れな(ThreePEACE) 取材、文・小泉咲子
anan 2451号(2025年6月18日発売)より