芸能界屈指の筋トレ賢者。お笑いコンビ・マヂカルラブリーとして活躍する傍ら、自身が手がけた「クリスタルジム」のトレーナーとしても活動する野田クリスタルさんが、二の腕のハミ肉撃退トレーニングを教えてくれました。
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「筋肉を大きくしたい人以外は、基本的に自重トレでOK。ケガもしにくく、安心です」と野田さん。必要な回数は個人差がありますが、まずは10回×3セットを目安に自分が“キツい”と感じるまで実践を。
今回トレーニングするパーツ【上腕三頭筋】

日頃使っていない筋肉だから筋トレの効果はテキメン。
二の腕の後ろ側にある上腕三頭筋は、肘を伸ばす動作に使用される筋肉。「腕の筋肉の中で一番大きいため、代謝を上げるという意味では“痩せ”の近道に。日常動作ではあまり使わないことから衰えやすく、意識的に鍛える必要があります」
“弱”腕立て
負荷が軽い初心者向けの腕立ては正しいフォームで確実に効果を。
自重トレの基本は“押す”動作。まずは、手を置いた面を押して上腕三頭筋を鍛える腕立てからマスターを。「床で行う通常の腕立ては、苦手な人も多いはず。キッチンなどの台を使うと負荷が軽くなり、初心者も挑戦しやすくなります」

1、固定した台に両手をついて肘を伸ばし、頭から爪先までが一直線になるように足位置を調整する。この時、台と足との距離が離れているほど負荷が重くなる。
【POINT】
腕は肩幅まで広げる。

2、肩甲骨を寄せつつゆっくりと上半身を下ろしたら、台を下に押しながら元の体勢に。肘を曲げた時に手が胸より上にきてしまうと、肩を痛めるので注意。
トライセプスディップ
腰を下ろす深さで負荷が変わる腕・肩・胸に効く鉄板トレーニング。
腕だけでなく肩や胸の筋肉も鍛えられるのが、台や椅子などを使ったこちらの動き。「上腕三頭筋は動きが小さくてもしっかり効いてくれるので、キツい場合は浅めに腰を下ろすだけでOK。慣れてきたら徐々に深くしていきましょう」

1、台を背にして肩幅に開いた両手を縁に置き、脚を前に伸ばす。手のひらの下部を使うため、手全体をベッタリ置くのではなく縁を軽く掴むイメージが正解。
【POINT】
順手で掴む。

2、息を吸いながらゆっくり時間をかけて腰を下ろしたら、息を吐きながら手のひらで台を押して元の体勢に。戻る際に、肘をしっかり伸ばしきるのがポイント。
野田クリスタルさん
Profile

のだ・くりすたる 1986年11月28日生まれ、神奈川県出身。15歳で芸人デビューし、2007年に相方の村上さんとマヂカルラブリーを結成。自身が発案したスポーツジム「クリスタルジム」のジム長や、ゲームクリエイターの顔も持つ。
『クリスタルジム 日めくりカレンダー』
Information
“マッチョの日常”をテーマに、野田クリスタル(マヂカルラブリー)、井下大活躍、青木マッチョ(かけおち)など、クリスタルジムでトレーナーを務める16人の芸人たちの日々の姿を切り取ったカレンダー。スイーツを頬張る姿や筋トレ風景など、ムキムキなマッチョたちのギャップ満載な表情に注目を。「『かわいく撮ってください』とだけお伝えしてあとはお任せしたら、予想以上にかわいくなりました」(野田さん)。太田出版 ¥2,530
anan 2451号(2025年6月18日発売)より