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朝起きた瞬間から疲労を感じることも…
今回座談会に参加してくれたのは、近藤野乃花さん、上田真野子さん、玉絵ゆきのさんです。毎日の蓄積されていく疲労に悩むanan総研メンバー3名です。
PROFILE プロフィール

anan総研は、ananの誌面やデジタルで活躍する読者代表組織。女性たちのライフスタイルやいまの考えをデータと座談会で表現するリサーチ連載など、ananの各所で活躍しています。
3人に「日々を過ごす中で、疲労を感じることはありますか?」と聞くと、「いつも感じています…!」との満場一致の回答。一方で家族構成や仕事環境が異なるため、疲労を感じるタイミングは三者三様のよう。
上田さん
近藤さん
玉絵さん
8割以上がいつも疲れている…その対処法は?
『ホットペッパービューティー』が2025年3月14日に発表した働く男女1000人を対象にした「疲労」に関する調査によると、日常的に疲労感を改善したいと思っている人は全体の8割以上、 さらに約7割が改善をしたいと思うが何をすればいいか分からないと回答。疲労に対して具体的な改善策を持ち合わせていないようです。
※調査概要…調査目的:猫背に関する実態や意識の把握/調査方法:インターネット調査/対象者条件:全国20歳~49歳男女、労働者/回収数:1000人/実査期間:2025年2月14日~17日
日常に潜む「疲労」に関して、anan総研メンバー200人にも調査を実施。「日常的に疲れていますか?」という質問に対しては、先ほどの調査と同様に8割以上が「とても感じている」「感じている」と回答。

さらに、その対処法を尋ねたところ、「睡眠を十分にとる」「ゆっくり入浴する」「好きなものを食べる」という回答が上位に。日常の中でうまく疲労を解消しようと行動しているようですが、「色々やっているけど、疲れを根本から取れていないような気もする」(29歳・自営業)との声も。
玉絵さん
上田さん
近藤さん
疲労のメカニズムって? 専門家に聞いてみた
多くの人が慢性的に感じている疲労。まず、疲労とはどういう状態のことを指すのでしょうか?
ここからは、神戸大学 大学院科学技術イノベーション研究科 特命教授でもあり、日本疲労学会理事長の渡辺恭良先生を交え、疲労について解説していただきました。
PROFILE プロフィール

神戸大学 大学院科学技術イノベーション研究科 特命教授で、一般社団法人日本疲労学会の理事長も務める渡辺恭良さん。著書に『疲労と回復の科学』(共著、日刊工業新聞社)などがある、体の“疲れ”のスペシャリスト!

渡辺先生への質問は、オンラインで実施しました。
玉絵さん
渡辺先生
不調を回復するためにはたくさんのエネルギーが必要なのですが、エネルギーが不足していると回復が追いつかなくなり、体のあらゆる部分に調子の悪さを感じるようになります。
疲労の実感は、体が休憩を促しているサインです。放っておくと、慢性的な疲労につながることもあります。
近藤さん
渡辺先生
たとえば、重心をずらして立ったり、脚を組んだりといった身体のクセは、血流の低下につながります。すると、疲労の回復に必要な自律神経系の働きを阻害し、「クセ疲労」がたまってしまうのです。
上田さん
渡辺先生
「専門サロンに行っても、またすぐ疲れてしまうのでは?」と思われる方もいますが、多少疲れが戻ってきたとしても、少しずつ快方に向かっています。いきなり100%の回復は難しくても、リカバリーを続けることが大切です。
「クセ疲労」を溜めないためにできること

渡辺先生に「疲労」の悩みについて、さらに深く聞いてみました。
近藤さん
渡辺先生
玉絵さん
渡辺先生
時にリラクゼーションサロンや整体でメンテナンスを
疲労を感じるということは、体からのSOSなのだと教えていただきました。疲労が蓄積すると、少し休むだけでは解消できない慢性的なものにつながるため、こまめなケアが重要になってくるようです。
上田さん
近藤さん
玉絵さん

疲労を蓄積させないためには、時にはプロの施術に頼ることも大切。便利なアプリもある『ホットペッパービューティー』は、30分ごとの空き状況が確認できるため自分の予定に合わせた予約ができ、エリア検索機能で通いやすい整体やリラクゼーションサロンを見つけることができます。『ホットペッパービューティー』を使って、自分の体を定期的に労わってみては?