お腹も心も温まる! ブルーデーにオススメの“いたわりレシピ”2品

ウェルネス
2024.08.13
ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは、自分をいたわるレシピ。27歳で卵巣がんを経験したフードコーディネーターの長藤由理花さんに、ブルーデーにオススメのレシピを伺いました。

お腹も心も温まる、ブルーな日にぴったりのレシピを教えてくれたのは、フードコーディネーターの長藤由理花さん。体がつらい日のいたわり方や、自身の闘病経験から学んだ婦人科検診の大切さについてもお伺いしました。

「ホルモンバランスが乱れがちなときは、体がむくみやすくなってだるさを感じやすいので、体が温まって栄養が摂れることを最優先にしています。でも、体がしんどい日に料理を作るのは大変なので、元気なときに下準備をしておくことが大切。例えば鉄分が補えるほうれん草は、生のままカットして冷凍しておくと、凍ったまま料理に使えてとても便利ですよ」

長藤さんは27歳のときに卵巣がんが発覚。自身の経験も発信している。

「旅行と生理がかぶりそうだったので、ピル処方のために婦人科に行ったことがきっかけでした。会社の健康診断で引っかかったことはなかったし、生理不順などのトラブルや自覚症状もゼロ。なので、医師から告げられたときは驚きが大きくて。将来、結婚や子供を持つことは無理なのでは…と不安でいっぱいに。手術後は寛解し子供も授かりましたが、あの日婦人科に行かなかったら卵巣がんに気づけなかったと思います。婦人科検診に行くことに抵抗があるという方も、一度自分の体と向き合う機会を設けてほしいと思います」

かぼちゃ入り鶏うどん

フェムケア レシピ

◎いたわりPOINT!
生理中に失われやすい鉄分を含むほうれん草を手軽に摂れる一品。生姜を加え、とろみをつけて、ぽかぽか度もアップ!

【材料/2人分】
ほうれん草…1/3束、にんじん…1/3本、かぼちゃ…100g、ニラ…1/2束、長ネギ…1/3本、鶏もも肉…1枚、水…500ml、本みりん…100ml、白だし…50ml、塩…ひとつまみ、卵…2個、すりおろし生姜(チューブでも可)…小さじ1/2、冷凍うどん…2玉、水溶き片栗粉…大さじ2

【作り方】
1、角切りにしたかぼちゃを、耐熱皿に並べ、ラップをしてから電子レンジ500Wで2分程度加熱し、柔らかくしておく。にんじんは短冊切り、ほうれん草・ニラはざく切り、長ネギは斜め薄切り、鶏肉は一口大に切っておく。

2、鍋に水、みりんを入れて沸騰させ、にんじん・かぼちゃ・長ネギ・鶏肉を入れて中火で火を通し、最後にほうれん草とニラを加える。

3、白だし・生姜・塩を加えたら、火にかけたまま卵を溶き入れ、水溶き片栗粉でとろみをつけたらあんの完成。レンチンした冷凍うどんにたっぷりかけ、最後にお好みで小口切りにした長ネギ(分量外)をのせる。

参鶏湯(サムゲタン)風豆乳スープ

フェムケア レシピ

◎いたわりPOINT!
レンチンで調理できるので、体がつらい日に◎。豆乳に含まれるイソフラボンは女性ホルモンを整える働きも。

【材料/2人分】
豆乳…150ml、手羽元…2本、長ネギ…1/2本、緑豆春雨…16g、A[すりおろし生姜(チューブでも可)…小さじ1、水…100ml、すりおろしにんにく(チューブでも可)…小さじ1、鶏がらスープの素…小さじ2]、ごま油…大さじ1、塩、胡椒…各少々、ラー油…少々

【作り方】
1、ボウルに春雨・手羽元・斜め薄切りにした長ネギとAを入れ、ラップをし電子レンジ500Wで5分加熱する(手羽元の中まで火が通っていなかったら、裏返して2分ほど追加で加熱)。

2、豆乳・ごま油を加え、塩・胡椒で味を調えてさらに2分加熱する。

3、器に盛り、ラー油をまわしかけ、水で戻したクコの実と三つ葉(共に分量外)をお好みで飾り付ける。

長藤由理花さん フードコーディネーター。2020年に卵巣がんが見つかり、右卵巣の摘出手術、抗がん剤治療を受けてがんを克服。自身の経験を語った「アフラック」のCMが放送され、大きな話題に。

※『anan』2024年8月14日‐21日合併号より。写真・小川朋央 取材、文・岡井美絹子

(by anan編集部)

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