江原啓之「まさにフェアリーの楽園…」 沼津・大瀬神社を訪ねて

ライフスタイル
2021.09.18
江原啓之さんと探す、運を高めるパーソナル・パワースポット。今回、江原さんがご縁に導かれた土地は、沼津――。

大瀬神社(おせじんじゃ)

ビャクシン樹林や神池など、神秘的なエナジーにあふれた聖地。

人知を超えた力を感じさせてくれるお社。

ビャクシン樹林や神池など、自然が織りなす神秘ととてつもない生命力を感じられる大瀬神社。かつては神仏習合で、仏教とも深い縁があったからでしょう。強い念力が宿っていて、私の目には“カラス天狗”のお姿も視(み)えました。天狗に縁があるところは全国にありますが、ここはまさに体力勝負が必要なとき、その力にあやかるのにぴったり。コロナ禍の今、ハードワークなエッセンシャルワーカーの人や虚弱ぎみで悩む人にも御神威が届くはず。人知を超えた力を発揮したい人は、まずは写真からエナジーを受け取って。

国の天然記念物でご神木は樹齢1300年以上。

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大瀬崎一帯に生い茂っているビャクシン樹林。その数は100本をゆうに超えているそう。なかでも、写真の巨大な木は周囲7m 、樹齢1300年以上にもなる岬随一の大木。ご神木として、ここには“引手力命(ひきてちからのみこと)”の分霊が祀られている。

力強いエナジーを宿す日本でここだけの神様。

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大昔、土佐国(現在の高知県)で大地震が起こったとき、「大瀬崎まで土地を引っ張って島を作った」という神話があるそう。そこからご祭神に“引手力命”という名がついたのだとか。全国的にも珍しいご祭神で、「力強く大きいエナジーを感じる」と江原さん。

自然の畏怖を感じさせる海のそばの神秘的な淡水池。

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すぐそばには海があるにもかかわらず、この池の水は淡水! 鯉やフナがゆうゆうと泳ぐ神池は、“伊豆七不思議”のひとつに数えられているのだとか。江原さんも「まるで奥深い森の中にいるみたい。いつも誰かが見ているような“畏怖”を感じる神池」と感嘆。

フェアリーが宿る木々。木立を歩きパワーチャージ。

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ビャクシン樹林の木立を歩けば、マイナスイオンもたっぷり。「この世に姿を持ったことがない自然霊(フェアリー)の存在が随所に感じられ、まさに楽園」と江原さん。三方を海に囲まれた環境でありながら枯れることなく生きる木々に、いのちの息吹を感じて。

ご祭神と縁が深い天狗のいろんな意匠も必見!

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大瀬神社はいたるところに“天狗”にまつわるものが。本殿には見事な天狗が彫られていたり、鳥居のたもとに下駄が奉納されていたり…。はたまた、天狗の葉団扇も。引手力命に仕えていたのが天狗で、神道と仏教が融合していた時代(神仏習合)の名残だそう。

大瀬神社 静岡県沼津市西浦江梨329 JR沼津駅南口から東海バスで「江梨」下車、予約制乗合タクシー(戸田交通)に乗り換え「大瀬岬」下車90分。車では、東名高速沼津ICから国道414号経由35km1時間。TEL:055・942・2603

えはら・ひろゆき スピリチュアリスト、オペラ歌手。ロングセラーの『江原啓之神紀行』シリーズや『今、いくべき聖地』(共に小社刊)などで、長くパワースポットやスピリチュアル・スポットについて説いてきた。

※『anan』2021年9月22日号より。写真・小川朋央 文・湯川久未

(by anan編集部)

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