
2026年は60年に一度の「丙午」の年。さまざまな言い伝えがある“丙午”も、暦を読み解いて行動すれば、運は拓けてくるもの。ここでは、1月の吉日を紹介します。
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今年の干支は午。しかも、60年に一度の丙午ということで、前半はどんな運気が予期されるのか。
日本に伝わる暦から、開運のヒントを読み解くご利益の専門家・藤本宏人さんによると、「丙は陰陽五行で『陽の火』、午も火の性質であることから、今年は目に見える変化、つまり社会的な変化が大きくなると解釈できます。それに振り回されないように、心のケアを大事にしましょう。睡眠、深呼吸、瞑想を意識的に取り入れるといいと思います。ちなみに、『丙午の女性は気性が荒い』といった迷信もありますが、これは昔の人が暦を売るために考えたこじつけです。気にする必要は全くありません」
年干支で一年の運気の大きな流れを掴みつつ、日本のさまざまな古暦から藤本さんが抽出した吉日にも注目を。
「運を拓くには、自発的な行動が必要です。吉日が来たら、その日の傾向に寄せた行動を取りましょう。それにより、嬉しい変化が起こるはずです」
吉日を読み解く6つのキーワード
【陰陽】 陰陽とは、相反する2つの“気”のこと。一方が強くなるともう一方が弱くなるという入れ替わりを繰り返し、暦ではその周期を年、月、日単位で読み解く。
【六曜】 現代のカレンダーでもおなじみの古暦。六曜の中でも吉日として知られるのが、全方位的に物事が良い方向へと進む「大安」。ほかに「友引」「先勝」など。
【干支】 「子」「丑」などの十二支に、「甲」「乙」などの十干を合わせたもの。年干支、月干支、日干支があり、年干支は抽象度が高く、日干支は吉日の傾向に直結。
【二十八宿】 中国の皇帝の支配力を強めるために開発された暦。「角」「亢」「氐」といった星座名に「宿」をつけ、「角宿」などと呼ぶ。新月に近い日ほど影響力が強まる。
【十二直】 北斗七星の天空における動きに、十二支をかけ合わせたもの。未来をより良い状態に書き換えることを目的に開発された暦。「建」「除」など12種類。
【暦注下段】 明治の改暦時は軽視されていたが、近年は暦注下段の吉日が大人気。わずかな物事が万倍化する「一粒万倍日」や、大吉日とされる「天赦日」などがある。
1月の吉日
1月10日(陽の大吉日) 冬を楽しむ感覚で大きく飛躍。
六曜…友引 日干支…甲申 月干支…庚寅 二十八宿…氐 十二直…危 暦注下段…大明日/神吉日
関係性が良くなる「友引」と二十八宿の「氐」が重複することにより、「冬を楽しむ」という感覚が、良い展開や方向への導きとなる。スポーツ、温泉、食事など、なんでもいいので自分なりの冬の楽しみを選択してみましょう。仲良くなりたい人と一緒に楽しむことができると、吉日が大吉祥日へと昇華しそう。
1月16日(陰の大吉日) 自分や他者への「許し」を意識。
六曜…友引 日干支…庚寅 月干支…庚寅 二十八宿…牛 十二直…除 暦注下段…月徳日
人間関係に支援がつく「友引」と二十八宿の「牛」と十二直の「除」が重複することで、「許す」という選択が大きな成果に。日頃は意識していなくても、許せないという「念」は積もっていくもの。それをこのタイミングで手放しましょう。気持ちは許していなくても、「許します」とつぶやくだけでも大丈夫。
1月21日(陰の大吉日) 家の防犯など安全の見直しを。
六曜…友引 日干支…乙未 月干支…庚寅 二十八宿…壁 十二直…破 暦注下段…大明日
関係性が良くなる「友引」と二十八宿の「壁」が重複することで、「防衛すること」に強い支援と導きが集まる日。例えば、家の防犯や、自分が大切にしたいものを先回りして保護することが、その一手。通勤ルートの見直しも効果的。自分の身の安全を確保する感覚で、防御の行動を起こしてみましょう。
1月27日(陽の大吉日) いつも以上に情報収集に注力を。
六曜…友引 日干支…辛丑 月干支…庚寅 二十八宿…觜 十二直…建 暦注下段…神吉日
関係性が良くなる「友引」と日干支の「辛丑」の重複で、「情報」に良い支援と恩恵が集中。ネットはもちろん、新聞や雑誌なども活用して、いつもよりも30%増しで情報収集をしよう。普段はチェックしていないメディアにも目を通すことで、有益な情報が得られそう。さらに図書館にも行くと、大吉祥日へと昇華。
1月30日(陽の大吉日) なにかしら区切りをつけると◎。
六曜…大安 日干支…甲辰 月干支…庚寅 二十八宿…鬼 十二直…平 暦注下段…大明日/鬼宿日
全体の機運が良くなる「大安」に、宿最強の「鬼宿日」が重複する大吉日。月末の金曜ということもあり、運気の上がっているこの日に「区切り」をつけると、多くの成果が得られそう。1月中に「完了させること」や「途中経過を確認すること」を意識して物事に取り組もう。「集中力」という成果も得られるはず。
教えてくれた方
Profile
藤本宏人
ふじもと・ひろと 37年以上、日本の文化・歴史・精神を研究する「ご利益の専門家」。近著『神社ご利益1万倍の参り方』(三笠書房)、2月発売『にゃにゃ十二候 猫とめぐる日本の七十二候』(サンマーク出版)。
anan 2478号(2026年1月7日発売)より





















